2013年2月10日日曜日

根っこのこどもたち目をさます

2月1日に、暖かさに浮かれ、
何となく花のたくさん描かれた表紙に目がいき、
『リーサの庭の花まつり』を取り上げてしまいましたが、
考えてみれば、こちらのほうが今の季節にぴったりでした。

『根っこのこどもたち 目をさます』。

商品の詳細

春がゆっくり近づいてくるころ、
根っこのこどもたちは土のおかあさんに起こされます。
春のしたくをするためです。
男の子も女の子も忙しく働きます。

そして、なにもかも用意ができたとき、春がやってきます。
春の景色から、また冬がやってくるころまでの
季節が移り変わる様子が描かれています。

ベスコフと同じように、ていねいな絵。
よく見れば見るほど、
細かなところまで正確に描かれていて驚きます。















虫の触角、足の関節。

植物の葉のつき方や、花の特徴。

この本も、『リーサの庭の花まつり』も、
虫好きな男の子、花や妖精が好きな女の子、
そして大人も楽しめる絵本です。

今さらですが、
『リーサの・・・』には、
花の名前もたくさん出てきます。
知らない花もありました。
ひとつひとつ、
名前と挿絵とを確認しながら見ていくと
楽しいと思います。

『根っこのこどもたち目を覚ます』
ジビレ・フォン・オルファース 絵
ヘレン・ディーン・フィッシュ 文
いしい ももこ 訳/編
童話館出版 発行
2003年 第1刷発行
2004年 第2刷
¥700

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