2017年3月31日金曜日

たんぽぽが花盛り


















3月最終日。
寒い、しかも冷たい雨の
春とは思えないような一日になりました。

桜は場所によって
まだだったり2分咲きくらいだったり。

でも、寒くてもいろいろな花が次々と咲き、
木も草も葉はずんずん伸び、
どこもかしこも緑になっていくこの時期、
外を歩いていると
その成長の速さに驚き、
こちらも元気をもらうような気がします。

BOOKS144の前は
たんぽぽが花盛り。
今日はみんな花を閉じていますが、
毎日、花が増えていきます。
店を開けるとき、
上に置いてはかわいそう、と、
花をよけて本や怪獣、ミニカーを並べるのに
苦労するようになりました。

どうぞお散歩のついでに
お立ち寄りください。


2017年3月26日日曜日

マウス一家のむすめたちのさんぽ














今日は雨で
まるで冬に戻ったような寒さ。
桜もひとつふたつ咲いたところで足踏みです。
道の脇や呑川の縁、
枯草色だった店の前にも
草が芽を出し、伸びてきています。
ハコベの小さい白い花。
日当たりのいい空地では
オオイヌノフグリの青い花が広がって、
スミレもカタバミも花の数がふえてきました。

緑が目につくようになるこの頃、
春らしい花や草や木の描かれた
表紙の絵本に目がいきます。

『マウス一家のむすめたちのさんぽ』も
その中の一冊です。
これは裏表紙ですが
ねずみの目線で草むらを歩いたら
こんなふうに見えるのではないでしょうか。

「マウス一家のむすめたちのさんぽ」の画像検索結果

花の説明も載っていて
今の季節に開きたくなる絵本です。


「マウス一家のむすめたちのさんぽ」の画像検索結果

『マウス一家のむすめたちのさんぽ』
作 カーラ・カスキン
訳 星川 菜津代
出版 童話館出版
1994年第1刷発行
2002年第6刷
定価¥1300
BOOKS144販売価格¥650

2017年3月21日火曜日

ブルーノ・ムナーリの『 木をかこう 』














木を見ていると
枝先まであるのが自然の形で、
そこに新芽が出て
葉が茂り、花が咲いたり実がなったり・・・。
どの季節の木も美しいなあ、と感じます。

それぞれの木の本来の姿を生かして、
すっきりと剪定された木はいいですが、
幹の途中で切られた木や
落ち葉の掃除が大変なので
枝を下ろしてしまったのだろう、と思うような
ひどい格好になった木があちこちにあります。
新芽はどのようについていくのでしょうか。
心配になります。

ブルーノ・ムナーリの『木をかこう』という本は
木の描き方を教えてくれます。
枝の別れ方にはいろいろありますが、
” ここでは2本にわかれる木をかいてみよう。”
幹が2本に別れ、
また2本に、と
別れるたびに細く描いていくと
1本の木になります。













いろいろなバリエーションがあり、
木を意識して見るようになるかもしれません。










木が好きな人も
実際に木を描いてみたい人も
楽しめる絵本です。
絵本といっても
黒とグリーンだけのシンプルなページ。
どこを開いても無駄のない美しい本です。

訳は須賀敦子さんです。

「木をかこう」の画像検索結果

『 木をかこう 』
ブルーノ・ムナーリ 作
須賀敦子 訳
至光社 発行
第7刷
定価¥1429
BOOKS144販売価格¥800

★『 太陽をかこう 』もあります。

「太陽をかこう」の画像検索結果

ブルーノ・ムナーリ 作
須賀敦子 訳
至光社 発行
第4刷
定価¥1429
BOOKS144販売価格¥800

2017年3月19日日曜日

樹木の伐採


















道を歩いていると、
日を浴びて輝くようなミモザや、
晴れの日には白く光るように、
薄暗くなったころには浮かび上がって見える
白いコブシや白モクレンの花が
目につきます。

今まででしたら
窓から見えるコブシの
つぼみの成長から散るまでを
毎朝毎夕ながめるところですが、
なんと今年は根本から切り倒されてしまい、
春の楽しみがなくなってしまいました。

公共の場所に生えているコブシで、
我が家の木ではありませんから
文句も言えませんが、
邪魔になるような場所に生えているわけでもないのに
なぜ!?と切られていく木が
かわいそうで、とても悲しかった・・・。

近ごろ、伐採されたり
枝を剪定された木を何本も見ます。
太い枝だけになってしまったケヤキやイチョウ。
毎年、楽しませてもらっている金木犀は
昨年の初夏に、
枝をはらわれ、なかなか葉も出ず、
枯れるのではないか、と心配になるほどで、
秋になってもほとんど花がつきませんでした。
近所の梅も細い枝を切られて
残った部分に2~3輪、花をつけていました。

あれぐらい思い切って
切らなければいけないのかもしれませんが、
太い枝だけになった木の姿は
痛々しく哀れです。


2017年3月16日木曜日

永順 花図鑑


















昨日は寒くて
日中からストーブをつけているほどでしたが、
今朝は日差しも暖かく
店まで来る途中の道は、
サンシュユの黄色い花や
真っ白なユキヤナギ、
ボケ、ハナモモなどが咲き、
春の景色になって参りました。

花が次々と咲いていく春は
部屋にも花を飾りたくなりますね。
春らしいやさしい色の花を
ガラスに挿して置きたい、
そう思いながら花の写真集を開いてみると
野の花やさりげない花の写真がきれい。

『永順 花図鑑』という本です。
いろいろなチューリップから始まり、
水仙、ひなげしなど春の花、
ゆりや野の花、薔薇など、
340種類もの花が紹介されています。
カタクリやオダマキ、ハルジオンまで
載っていてうれしくなります。

永順さんの好きな花ばかりを集め、
その花への思いや
特徴が短く書かれている
すてきな花図鑑です。

「永順「花」図鑑―大好きな花たちをあつめて」の画像検索結果

『永順 花図鑑 
 大好きな花たちをあつめて』
著者 高橋永順
発行 文化出版局
1992年第1刷
定価¥3800
BOOKS144販売価格¥900

2017年3月14日火曜日

カントウタンポポ


BOOKS144の店先に
今年もタンポポが元気に葉を伸ばしてきました。
ギザギザした葉を順々に
放射状に広げています。
冬の間、地面に張り付くようにしていた葉。
じっと春を待って蓄えていた力で
一気に成長していく
その勢いに感心します。

朝、見るたびに増えるみずみずしい緑。
正面の日当たりのいいところでは
つぼみがいくつも花の準備をしています。


ここのタンポポは
総苞(ガクのように見える部分)が反りかえらない
カントウタンポポです。
この春もたくさんの花が見られることでしょう。

2017年3月9日木曜日

伊藤卓美 桜の花木版画展














梅が終わり、
黄色い花たちも盛りを過ぎ、
濃い赤紫のクリスマスローズが花を開き始めました。
メダカの池の脇では
うっすらピンクがかった椿の花がいくつも咲いています。
バイモも背が伸び、群れています。

呑川の桜の枝もごつごつして
桜の開花も近づいてきました。

BOOKS144では
『伊藤卓美 桜の花木版画展』開催中。
吞川より一足はやく、
店内、木版画の桜が満開です。

谷川岳を背景に満開の桜、
江戸百景から半蔵門の桜、
なつかしの歌かるたから、さくらさくら、花、
おかめ桜や十月桜などの花の小品など、
13点を展示致しました。

ぜひ春を感じに足をお運びください。







2017年3月3日金曜日

ひなまつり














1月はさっさと行ってしまい、
逃げるように2月が終わり、
あっという間に3月です。

今日は桃の節句。
毎年のことですが、
お雛様を出して飾ると
春が来た!と感じます。
たとえ外は寒くても
気持ちは春。

子どものころは母といっしょに、
それから子どもたちと、
そして今年は
忙しい子どもたちを待っているわけにもいかず、
私ひとりで箱から出して薄紙を取り、
お久しぶり、と順々に
お雛様を並べました。

今夜は煮た油揚げ、にんじん、しいたけと
酢レンコンを混ぜたごはんに
こんもりと錦糸卵をのせて
菜の花を散らした春らしいお寿司。

部屋も春らしくできたらよかった、と思いながら
栗原はるみさんの
『もうひとつの贈りもの』を開いてみると
毎日の暮らしの中のさりげない一工夫、
ひと手間が紹介されていて、
こんなふうに余裕を持って
暮らせたら、と感じます。

1999年の本なので
少し古い感じがするかもしれません。



『もうひとつの贈りもの』
著者 栗原はるみ
発行 文化出版局
1999年第1刷
定価¥1800
BOOKS144販売価格¥800