2014年9月30日火曜日

金木犀が満開



外へ出ると
空気が金木犀の香り。

目からでなく鼻からの情報で
咲いているのに気付く花ではないでしょうか。

家の場合、
窓の正面に1年中、緑の葉を茂らせているので、
つぼみがだんだん色付き、
ぽつぽつ花を開き始めて満開になり、
それが木の下に散るまでを
見届けることができます。

いま満開。
土の上に落ちた花もありません。
窓を開けていると風向きによって
香りが入ってきます。

普段は緑の目隠しでしかない木ですが、
この時期だけは
あざやかな眺めを楽しませてくれます。


2014年9月24日水曜日

村岡花子さん訳の絵本

朝のテレビ小説「花子とアン」で
今や誰もが知っている村岡花子さん。
私は見ていないので、
ドラマのほうはさっぱりわかりません。
赤毛のアンの翻訳家として知られていますが、
子どものころから大好きな絵本の訳者が
村岡花子さんでした。

今でも手元にある3冊の絵本。



お話はもちろん、
黒一色の絵と文字のレイアウトもすばらしい
『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』。




引き込まれるストーリーと、
黒と黄褐色の躍動感ある絵の
『アンディとらいおん』。
”アンディは学校へ行き、
らいおんはらいおんの用事をするために出かけました”
という部分がおかしくて
今でも思い出すと笑ってしまいます。


表紙のライオンの表情がおだやかな
『ごきげんならいおん』。
これもカラフルな絵ではありません。
でも雰囲気がすてきな絵本です。

いまBOOKS144には
『ごきげんならいおん』があります。
フランスのまちの
公園のまんなかの動物園にいる
ライオンのお話です。
お話も好きですが、
絵の街並みや、石畳の街中や看板、
おしゃれなバルコニーの手摺りなんかを
楽しんでいます。

『ごきげんな らいおん』
ルイーズ・ファティオ ぶん
ロジャー・デュボアザン え
むらおか はなこ やく
福音館書店 発行
1964年初版発行
2000年第35刷
定価¥1000
BOOKS144販売価格¥550

2014年9月23日火曜日

おじぎ草の花















わが家のベランダに、
おじぎ草の鉢植えが置いてあります。

水やりを忘れて枯れかけたり、
夏の晴れた日には砂浜と同じように
裸足では歩けなくなるベランダの熱さで
下側の葉がちりちりになったり、
散々な目に遭ってきたおじぎ草ですが、
ピンクの可憐な花を咲かせました。

つぼみがまだいくつかあるので、
次の花にも期待しています。

おじぎ草は
触れるとそこから順々に葉を閉じていく姿も、
ポンポンのような花もかわいいのですが、
けっこう棘が多く、
鋭くて痛いので要注意です。

冬のあいだは室内に置くので、
1年で終わり、というのではなく
何年間か楽しんでいます。

丈夫な植物で、
剪定した枝を土に挿して置いたら
そのまま元気に葉を広げています。

来春、大きく育ってくれたらうれしいですね。

2014年9月21日日曜日

宮沢賢治絵本がたくさん


今日9月21日は宮沢賢治の命日です。
花巻の「雨ニモマケズ」詩碑の前で
賢治祭が行われます。

若いころに一回だけですが、
参加したことがあります。

はじめて行った花巻。
東北の秋景色を思い出します。

夕方から始まる賢治祭。
鹿踊りの太鼓の音。
みんなで声を合わせて歌った
「星めぐりの歌」。

今年の賢治祭を調べてみると、
16時30分から始まります。
献花、詩の朗読、歌の合唱、劇、
民俗芸能(今年は鬼剣舞)などが行われ
最後にみんなで
「星めぐりの歌」と
「ポラーノの広場の歌」を歌うようです。

その後、
かがり火を囲んでの
『賢治さんを偲ぶ座談会』が
20時30分まで、となっています。

BOOKS144では
宮沢賢治絵本を揃えております。
タイトルを並べてみましょう。

 ・銀河鉄道の夜
 ・鹿踊りのはじまり
 ・ポラーノの広場
 ・貝の火
 ・ざしき童子のはなし
 ・若い木霊
 ・祭の晩
 ・氷河ねずみの毛皮
 ・マリブロンと少女
 ・狼森と笊森、盗森
 ・ガドルフの百合
 ・黄いろのトマト

その他に
宮沢賢治歌留多(伊藤卓美 作)も置いてあります。



宮沢賢治好きの方、
ぜひのぞいてみてください。

2014年9月13日土曜日

夏から秋へ



















庭の萩が咲いています。
気付かないうちに
ずいぶん花がついていました。

ススキの穂も伸びてきました。
その足元ではホトトギスが控えめな花を咲かせ、
ショウジョウ草の赤も鮮やかになりました。

毎日のように食卓に上がっていたゴーヤも
そろそろ実が小振りになってきて、
あと何回食べられるか・・・。
朝顔の花の数も減りました。

夏が終わり、秋へ。
季節の移る速さに呆然としてしまいます。










2014年9月10日水曜日

星座の地図

8日はお天気が悪く、
中秋の名月は拝めませんでしたが、
きのうは夜空に満月が見えました。

今日は十六夜。
でも残念ながら、雲に隠れてしまいそうです。

お月見を楽しむうちに
星や星座に興味を持ったら、
『星空の地図』という本はいかがでしょう。

秋は淡い星ばかりなので
とても星座を見つけるのがむずかしいようです。
まず「ペガススの大四辺形」を
見つけることから始めるのが良い、と
書いてあります。
むずかしそうですね。
付録の星座早見盤を片手に
夜空を眺めてみましょうか。

秋は空を見上げることが多くなります。
月に限らず、
空が澄んでいるときは
星も見えますし、
昼間の青空も、雲も、
夕焼けもきれいです。



『星空の地図』
  特製・星座早見盤付き
著者 藤井 旭 
発行 PHP研究所
2007年第1版第1刷
定価¥2000
BOOKS144販売価格 ¥1000

2014年9月1日月曜日

秋です。















9月になりました。
今日は朝から雨。
気温も低く、もうすっかり秋の気配です。
濃い緑だった葉にも
黄色が混ざるようになってきました。

少し前までは、まだ明るいころの
セミの大合唱の降るなかを帰ったものですが、
きのうBOOKS144からの帰り道、
呑川の横を歩いていると
桜の木の枝からも
草むらからも
秋の虫たちの声に包まれました。

日の暮れるのも早くなり、
ツクツクボウシが急かすように鳴き、
空き地に茂ったネコジャラシの穂も
ちらほら茶色くなってきました。

もう夏も終わりですね。

秋といえば
読書、芸術、食欲の秋。

本も
版画も
レシピ本やドライフルーツ、ナッツまであるBOOKS144。
ぜひお立ち寄りください。

店の壁の版画がまだ夏の花です。
少しずつ秋のものに掛け替える予定です。
お楽しみに。