2017年11月21日火曜日

西日














日が短くなってきました。
5時になるともう暗くなり、
いつまでも明るかった夏の夕方が懐かしいです。

日の傾き方が変わってきて
2時頃から少しの間、
晴れた日は、
店のポストの足元に西日が射します。
歩道が明るく、
草の隙間から透ける日がまぶしく、
その陰に赤い実がつやつやして。
逆光に光る景色を
店内から眺めて楽しんでいます。











2017年11月14日火曜日

山茶花














昼間は曇りかと思っていましたが、
意外と早く雨が降り始めました。
この季節、
日がないと表の様子が寒々と見えますね。
雨に濡れた歩道に落ちている
紅葉した葉や
垣根の山茶花の花びらがきれい。

子どものころの家の垣根の中に
背の高い山茶花があったのを覚えています。
花のあまりないこの季節、
緑の垣根の中に
ひらひらした花びらと
黄色いしべが目立っていました。

山茶花はピンクや赤、八重など
園芸種がたくさんありますが、
白にほんのりピンクの入った
原種に近い一重の花が好きです。

2017年11月7日火曜日

野ぶどうの美しさ














今日は立冬です。
そうとは思えない暖かさですが、
日の差す角度も変わってきて
部屋の中まで日が届くようになってきました。
色づいた葉の間から差す
冬を感じさせる光。

先日、山へ行ったお土産に
採ってきてくれた野ぶどう。
庭に生えているのは
こんなに変化のある色合いにはなりません。

薄い緑色から水色、ピンク、濃い紫まで。
その色の美しさ!

この色の変化は
タマバエの幼虫などが
寄生したことによっておこるそうで
熟して色付いたわけではないそうです。
なんだかがっかりしますが、
それでも見とれてしまう素晴らしさです。

宮沢賢治作品『めくらぶどうと虹』の中に
 
 ”上のやぶには、めくらぶどうの実が
  虹のように熟れていました。”

という文があります。
このめくらぶどうは野ぶどうのことです。