2015年9月30日水曜日

秋も中盤へ














空気が乾き、
風の気持ちいい季節になりました。

彼岸花も茎だけになり、
百日紅という字のとおり
長く咲いていたサルスベリも花が落ち、
そろそろ枝の花が少なくなりました。
空き地ではセイダカアワダチソウの花が
黄色く花を開きそうです。

満開だった金木犀も
鮮やかさがなくなり、
花が縮み、色が濃くなって
木の下に散っているのが見えます。
外へ出ると空気に満ちていた匂いも薄らぎ、
秋も次の段階へ進みましたね。

9月も今日でおわりです。


2015年9月16日水曜日

川辺の散歩道












もうすぐお彼岸の入りですね。

呑川の雑草の中に
彼岸花が咲き始めました。

今日は曇っているので
晴れていた昨日ほどの鮮やかさはありませんが
緑の中の赤は目立ちます。

草むらには鳥たちが
草の種や虫をさがして潜り込んでいます。
穂が重そうになった猫じゃらしの群れのそばを通ると
こぼれた種をついばんでいた雀たちが
パッと飛び立ったりします。

BOOKS144までは
いろいろな行き方があるのに
川辺の草花や鳥たちを見たくて
つい呑川緑道ばかりを歩いてしまいます。
川周辺の1年間の変化に
飽きることはありません。

ここに『川辺の散歩道』という本があります。
残念ながら呑川緑道は出ていませんが
花のある川、緑道のある川、静けさのある川、
眺めのいい川など6章に分けて
全部で100コース紹介されています。
主な道すじのほかに
付近にある名所・旧跡などの解説も載っています。

この本を片手に
足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。

「川辺の散歩道―首都圏厳選100コース(東京・神奈川・千葉・埼玉)」の画像検索結果

『川辺の散歩道
  首都圏厳選100コース』
編者 3G会
発行 法研
平成9年第1刷発行
平成9年第2刷
定価¥1200
BOOKS144販売価格¥600

2015年9月13日日曜日

『野菜だより』 のゴーヤ・レシピ














ベランダまで伸びてきたゴーヤの蔓。
花の根元に小さな実ができています。
もう9月も半ばですから、
これが大きく育っていくのは
難しいかもしれません。
今年のゴーヤは豊作でした。
毎日のように食卓に上りました。

とげとげが少し丸みを帯びて
緑が薄く、先が少し黄色っぽくなった実は
切ると種まわりのゼリー状の部分が真っ赤。
初めて見たときは
緑の実の中に真っ赤な種!
その思いもかけない色にギョッとしたものです。

ゼリーの部分は甘く
ここまで熟すとゴーヤの苦味も薄くなり
食べやすくなっています。
サッと火を通すくらいが
シャキシャキ感も残っておいしいように思います。

チャンプルはもちろん朝のオムレツにも
焼きそばや炒飯、
カレーにもスープにも
和風に茄子と煮てもおいしく、
和洋中華、何にでも使え
ひと夏どんなに助かったことか!

BOOKS144にある
高山なおみさんの『野菜だより』の
夏野菜のところにゴーヤのレシピが載っています。

・ゴーヤと豚肉のみそ炒め
・ゴーヤとひき肉のさらさらカレー
・いんげんとゴーヤのくたくた炒め煮
  ゆでじゃが添え










今夜、庭のゴーヤでやってみましょう。

「季節のいきおいを丸ごとたべる」
とあるように
旬の野菜をシンプルに
持ち味を生かした料理がおいしそうです。
保存方法も出ているので
野菜が余ったときも安心です。



『野菜だより』
著者 高山なおみ
発行 アノニマ・スタジオ
2005年初版第1刷
定価¥1600
BOOKS144販売価格¥500
  ★ビニールカバーが収縮しています。

2015年9月12日土曜日

くものこどもたち


















大雨が通り過ぎたと思ったら
今朝の地震。
落ち着かない気持ちで起きましたが
洗濯日和のいいお天気になりました。

日を浴びながら
洗濯物のしわを伸ばし
隙間なく適度な間隔で
お互いが重なったり陰になったりしないように、
自分の決めごとできれいに干し終わると
晴れ晴れした気分になります。

空と雲を見ていて
バーニンガムの『くもの こどもたち』の表紙を思い出しました。

山に登ったアルバートと、とうさんとかあさんの三人。
「真っ暗にならないうちに
 いそいでおりなきゃ」
そのときアルバートが、崖から落ちてしまいます。
でも運のいいことに
くものこどもたちが受けとめてくれて・・・。

谷川俊太郎さん訳の大型絵本。
空の写真に絵をコラージュした
さまざまな空とバーニンガムの絵が楽しめる絵本です。

「そらのこどもたち バーニンガム」の画像検索結果

『くものこどもたち』
ジョン・バーニンガム 作
谷川俊太郎 訳
ほるぷ出版 発行
1997年第1刷
定価¥2000
BOOKS144販売価格¥900

2015年9月8日火曜日

憧れの 『イギリスで夢のようなティータイム』














朝から雨。
時々雨足がひどくなったり
小降りになったり。
温度も上がらず半袖では肌寒く感じます。

暑さを感じなくなると
夏のあいだは避けていたオーブンを使って
お菓子を焼きたくなります。

お菓子といっても無精者なので
焼きっぱなしのワンボウルでできるような
簡単なものばかり作っているのですが・・・。
よく作ったのは
ブラウニーやバナナケーキ、
パウンドケーキ、
ベイクドチーズケーキ。

紅玉が出てきたら
りんごを入れたバターケーキ。
シナモンとりんごの焼ける匂いが大好きです。

『イギリスで夢のようなティータイム』という
藤野真紀子さんの本があります。
あこがれのイギリスの焼き菓子。
その中のアップル・スパイスケーキを
この秋は焼いてみたいと思います。










さいの目に切ったりんご、
ドライフルーツ、ナッツを混ぜ込み
シナモン、ナツメッグ、クローブなどのスパイスが入ります。
丸型で焼いただけの派手さはありませんが、
焼いているときの香りが楽しみなお菓子です。

「イギリスで夢のようなティータイム」の画像検索結果

『イギリスで夢のようなティータイム』
藤野真紀子 著
鎌倉出版 発行
1992年第1刷
定価¥2500
BOOKS144販売価格¥1300

2015年9月2日水曜日

鳩、シャワーを楽しむ



























今朝は雨が降っていましたが、
ひさしぶりに晴れて暑くなりました。
蝉がこの時とばかりに鳴いています。

今朝のように強い雨のとき、
スズメや目白などの小鳥は
庇の陰など雨の当たらないところで
小降りになるまで雨宿りをしていますが、
キジバトは電線にとまり、
気持ちよさそうに
スコールのような雨を浴びていることがあります。
翼の裏側も洗わなければ、というように
左右の翼を交互にひろげ、
シャワーを楽しんでいます。

いつもベランダに来るのは、
このつがいと、もう一羽。
観察していると
いろいろな姿を見せてくれて
おもしろいです。

2015年9月1日火曜日

夏に行きたかった 『北上みちのく芸能まつり』














あっという間に9月です。
夏も終わりですね。

今年の夏に残念だったのは
岩手県の『北上みちのく芸能まつり』に行けなかったこと。

毎年、8月のはじめに、
よく家族で行っていた北上市のお祭りですが、
一昨年も去年も行きそびれ、
今年も事情があってあきらめました。

お神楽や、民族芸能が繰り広げられ、
お囃子の音がそこここから聞こえ、
装束をまとった人々が準備していたり、
活気にあふれるおまつり。

早池峰神楽、中野七頭舞は
絶対に見逃すわけにはいかず、
鬼剣舞も好きな演目、団体は外せず、
鹿踊りもしかり・・・。

会場がいくつもあるので、
前もって、スケジュール表をにらみ、
ここでこれを見て、
次はここへ駆けつけてこれをと、
計画を立て走り回ることになるのです。

太鼓の音、
てびらがねのリズム。
鬼剣舞の面の奥から聞こえる声、
権現さまの歯打ちの音、
鹿踊りの鹿たちの軽やかな動き。
遠野の鹿たちから落ちたカンナガラ。
夜の松明を焚いての10会場での大群舞。

情景が、音が、目の前に浮かびます。
ネットではいくらでも見られるけれど、
やはり会場の熱さと、ざわめきの中で
空気を震わせる太鼓の響きや
演者の息遣いが感じられる距離で、
その熱気を浴びたいし、
演じたあとのさわやかな汗と笑顔を見たいです。