2016年4月30日土曜日

緑の季節














ついこの間
桜が咲いたと思ったのに、
もう今日で4月も終わりです。

呑川では黄菖蒲が咲き始めました。
1週間ほど前は紫の菖蒲が
お風呂屋さんの前あたりに咲いていましたが
黄色の花が増えています。

呑川沿いを歩いていると
いまは緑がきれい。
木の若葉も
道端の雑草も。

芽吹きのころのやわらかい葉が
若々しく、わさわさと茂っていくこの時期は元気があって
風にゆれる木の下に立っていると
こちらもエネルギーをもらうような気がします。

2016年4月19日火曜日

木は いいなあ














木の芽吹きがきれい、と思っているうちに
日に日に葉が育ってきて
もう若葉が茂っています。
風にざわざわと揺れ、
朝日をあびているのを見ていると
こちらまで元気になるような気がします。

木が たくさん あるのは いいなあ。
木が そらを かくしているよ。

と、始まる絵本をご存知でしょうか。

『木は いいなあ』という縦長の絵本です。

木のある生活がどんなにいいか、
四季を通じてその楽しさが伝わってきます。

のびのびとした木。
白黒とカラーのページが交互にあらわれ、
新緑から紅葉、りんごの赤い実、
すずしい木陰などが描かれています。

木を見たときに
「木はいいなあ。」と
言わずにはいられなくなる絵本です。

「木はいいなあ」の画像検索結果

『木はいいなあ』
ユードリイ 作
シーモント 絵
さいおんじ さちこ 訳
偕成社 発行
1976年発行
1994年第33刷
定価¥1000
BOOKS144販売価格¥400

2016年4月12日火曜日

ジューンベリーの花














今年も店先の赤いポストの脇で
ジューンベリーが花を咲かせました。

この2年間でずいぶんと背が伸び
私が手を伸ばしても
先には届かなくなりました。
下のほうは枝が出て
それぞれに花が付いています。
しかし途中からは、
細い幹だけがひょろひょろと伸び、
先端に芽や蕾はありますが、
なんとも頼りない格好です。

やはり何度も枝を折られたせいでしょうか。
でも花の数が多いので
6月の実の付くころが楽しみです。



2016年4月10日日曜日

日本たんぽぽか!?














いまBOOKS144の前の芝生では
たんぽぽが花盛りです。
そちらこちらで強い葉を広げ、
黄色い花を咲かせています。
もう茎が伸びて
まあるくなった綿毛も見られます。










花も綿毛の種も
よくよく見るとなんてきれい!
精巧にできていて
見入ってしまいます。

西洋たんぽぽが多いと言われていますが、
花の裏のガクを見てみると
反り返っていません!
これは日本たんぽぽではないでしょうか?






2016年4月7日木曜日

花散らしの雨


















天気予報では週初めから
木曜日は雨、春の嵐、
花散らしのお天気になる、と
言っていましたので
昨日のうちに
満開の桜と花吹雪を楽しんでおきました。

昨日は晴れて暖かく
あまり風もなくお花見日和でした。
限りなく舞う花びら、
川面を流れる花いかだ。
穏やかな気持ちでゆっくり歩く、
いいお花見でした。

今朝は朝から雨。
呑川沿いの道も花びらがたくさん落ちて
桜の木といっしょに道も桜の色に霞んで見えました。



















2016年4月4日月曜日

呑川の桜


















呑川の両側の桜が見ごろです。
今日はあいにくのお天気で
青空を背景に透けるようなピンクではなく
不透明の絵具で描いたような
少し重い感じの花ですが、
橋の上から見ると
トンネルになった花が川にも映りきれいです。

川岸の草の緑と
桜の花の色が引き立て合って。

いよいよ春も本番ですね。

2016年4月3日日曜日

なめとこ山の熊 と ひきざくら














桜が満開に近くなり、
コブシの枝のあいだから
淡いピンクの花が霞のように見えます。
コブシの花が咲くと
『なめとこ山の熊』の一場面を思い出します。

ある年の春はやくに
小十郎が犬を連れて白沢をのぼり
去年の小屋をさがしていたとき
二疋の母と子の熊を見つけます。
月光の中、
その二疋は向こうの谷を
しげしげと見つめています。
子熊が甘えるように
「どうしても雪だよ。」と言うのです。
母熊は雪ではないと言います。
山の斜面がそこだけ
銀の鎧のように光っているのでした。

「雪でなけぁ霜だねえ。きっとそうだ。」
と言う子熊に母熊は答えます。
「おかあさまはわかったよ。
 あれねえ、ひきざくらの花。」
「なぁんだ、ひきざくらの花だい。
 僕知ってるよ。」
「いいえ、お前はまだ見たことありません。」
「知ってるよ、僕この前とって来たもの。」
「いいえ、あれはひきざくらではありません。
 お前とって来たの、きささげの花でしょう。」
「そうだろうか。」

この月光をあびて立っている親子に、
小十郎はもう胸がいっぱいになって
こっそり戻りはじめるのですが、
読んでいるこちらも同じきもちです。

人が額に手をあてて遠くを眺めるといった風に
月の光に雪のように光るコブシの木を
見つめる母子熊の会話。
『なめとこ山の熊』のなかのいちばん好きな場面です。

ここに出てくる”ひきざくら”。
これはコブシのことで
東北の一部の地域でそう呼びます。
コブシは農作業開始の目安とされ
田打ち桜、田植え桜などとも言われるようです。

BOOKS144には
組み木絵で表現された
『なめとこ山の熊』の絵本があります。
木の自然な色合い、
木目が生かされた
独特の手法の大型絵本です。

「なめとこ山の熊」の画像検索結果

『なめとこ山の熊』
宮沢賢治 作
中村道雄 絵
偕成社 発行
1986年第1刷発行
2007年第29刷
定価¥1400
BOOKS144販売価格¥800

2016年4月2日土曜日

夕方のコブシ














コブシの花が満開を過ぎて
地面に白い花びらがいくつも落ちています。

朝日を浴びて
光り輝くような花もいいですが、
夕方の薄暗くなるころの
白い花が浮かび上がる様子もとても好きです。
白っぽい花は暗くなるまえの一時、
はっとするほど美しく見えるように思います。

桜もライトアップされた夜桜でなく、
日が落ちる前の夕桜もぜひ。
薄暗がりに映える桜も
捨てたものではありません。