2013年2月1日金曜日

リーサの庭の花まつり

BOOKS144まで歩いていると
朝から暖かく、
日差しも空気も、
春がそこまで来ているようでした。

でも今日から2月。
まだまだ冬が終わったわけではありません。
気を緩めてはいけませんね。

さて、気持ちはすっかり春になってしまったので
『リーサの庭の花まつり』をご紹介したいと思います。
夏至祭りのお話ですから、
春を飛び越えて一気に夏になってしまいますが・・・。


















とにかく綺麗な絵本!

花や草の特徴をとらえ、丁寧に描いています。

花祭りにやって来るたくさんの花、虫、鳥たち。
 擬人化された植物の精たちが魅力的。

そして、それぞれの歌。

左側のページに線画の挿絵。
右側にカラーの美しい挿絵があります。

「リーサは、お花といっしょに夏至祭りがたのしめるね」
というおばあさんの言葉通りに
花まつりを楽しむことができました。

どのページのどの花もいいですが、
きんぽうげの親子が好きです。
バターつきパンを食べている、
きんぽうげの子どもたちがかわいい!
あごやほっぺをふいてやる、おかあさん。

静かにたたずむ いちやく草のページは、
しん として、すてきです。
回りをかこむ花のイラストも。

花を見ているだけでも冬の寒さを忘れ、
癒されるように思います。


『リーサの庭の花まつり』
エルサ・ベスコフ 作/絵
石井登志子 訳
童話館出版 発行
2001年 第1刷発行
2009年 第8刷
¥800








0 件のコメント:

コメントを投稿