2013年3月19日火曜日

みつばちマーヤ


















今朝の呑川の桜です。
一気に咲きました。
今週末は
もう満開になってしまうのではないでしょうか。

BOOKS144までの道を歩いていると、
いつもより時間がかかってしまいます。
桜の咲き具合を見ながら歩いているもので・・・。
さらに道端に小さなナズナの白い花が咲いていたり、
花ニラが電信柱の根元に群れていたり、
どこにあるのか沈丁花の香りが漂ってきたり。
急いで通り過ぎてはもったいない呑川緑道です。

そろそろ虫たちも活動し始めたところで、
『みつばちマーヤ』をご紹介しましょう。


















マーヤと聞くとアニメを思い出される方も多いでしょう。
しかし、この絵本は
馬の毛3本の絵筆を駆使して描くという
熊田千佳慕さんによる
徹底した自然観察に基づいた細密画の
作品集のような大型絵本です。
虫たちの体毛の1本1本から、
植物のおしべの花粉まで感じられるようなリアルさ。
どれくらいの時間をかけて
1枚の絵を仕上げているのでしょうか。
顕微鏡で観察するような目と
限りない根気で
妥協することなく
細かいところまで描かれている絵を
ぜひご覧になってください。

『みつばちマーヤ』
ボンゼルス 原作
横山吉男 文
熊田千佳慕 絵
世界文化社 発行
1996年発行
¥3,000

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