2013年3月1日金曜日

のはらの ひなまつり

3月です。
3月と聞くと、
穏やかな暖かい日差しと
やわらかなそよ風を連想します。
でも3月初日の今日は、
BOOKS144の店の周りは
ゴウゴウと風が吹き荒れ、
音を聞いていると恐いほどです。
春一番だそうですが、
まるで春の嵐!
枯葉や枯れ芝が飛び、
砂ぼこりが舞い上がり、
表に立ててある本は倒れ、
並べてあるジャンプ傘(¥1050)は飛びそうです。
明日はまた寒くなるんだとか・・・。
春らしい日が待ち遠しいです。

いよいよ、あさってはひなまつり。
今日は絵本『のはらのひなまつり』をご紹介します。

絵本 のはらのひなまつり (えほん・こどもの四季)の表紙です

ともこが紙でおひなさまを作るところから始まります。
きれいに飾ってから見せようと、
あそびに来た猫のみーやにも、
ゆうくんにも見せられません。

急に吹いてきた風に飛ばされた色紙とおひなさま。
どこへ飛んでいったのか、さがしていると、
ねずみたちが、
うさぎたちが、
「たんぽぽのはらのひなまつり
みんなおいでよ」
と、手に手にともこの色紙を持ってかけていきます。

3人も後をついてかけていくと・・・。

そこは、あかるい のはらのおひなまつり。

ねずみの絵をみて、
いわむらかずおさんの挿絵だ、と気付きました。
表紙には漢字で「岩村和朗・絵」とあったのに。

春のたんぽぽの咲く野原の空気。
草のやわらかさ、そこに流れるやさしい風。
ほのぼのとする「おひなさま」の絵本です。

巻末にはひな祭りの由来も書かれています。
さらに最終ページには
「たんぽぽびなの つくりかた」も出ています。
たんぽぽはわかりますが、
ギシギシの葉は見つかるでしょうか。

『のはらのひなまつり』
神沢利子 作
岩村和朗 絵
金の星社 発行
1980年 初版発行
2011年34刷
¥800

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