2013年7月30日火曜日

読書感想文

















この夏は、蝉の声がしない、と思っていましたが、
考えてみれば7月6日に梅雨明け。
夏になったのが例年より早かったのですね。
一週間ほど前から、
アブラゼミが鳴きはじめ、
先日、呑川沿いを帰るときは、
桜の木から、にぎやかに声が降りそそいでいました。

空き地には、いろいろな草が茂り、
いかにも夏らしい景色です。
「雑草」とひとまとめにされてしまう草も
細かく見ると、
みんなそれぞれに美しいものです。

夏休みも、もう10日ばかり過ぎました。
七月もそろそろ終わり。
子どものころ、
夏休みの宿題を七月中に終わらよう!
という目標を立てては
毎年、挫折していたのを思い出します。

宿題の中で、とくに時間がかかり、
重荷になっていたのが、
「読書感想文」でした。

本を読むのは大好きでしたが、
「ああ、おもしろかった!」で終わってしまい、
感想文になるような感想を持たなかったのです。

そういった宿題と縁のない年齢になり、
もうすっかり忘れてしまっていた「読書感想文」。
ところが、子どもが小学生になったときから、
新たに読書感想文で頭を悩ませる夏が始まりました。

何しろ、本を読むよりは、
外へ遊びに行ってしまうような子。
担任の先生が、保護者会のときに
「絵本だっていいんですよ。りっぱな文学です。」と・・・。

本を読む習慣のない子を
本屋さんや、図書館へ連れていって
本人に選ばせる、と言ったって、
ずらっと並んだ本を前に途方に暮れるばかり。

いま思い出しても
どの子もみんな読書感想文では苦労しました。

書きやすかったのは、
自分の好きなものに関する本。
たとえば図鑑だって感想文は書けます。

夏の草。
星座や虫。
恐竜。
いくらでもあります。
以前にご紹介した
『トマトのひみつ』もいいかと思います。

それから、
自分の体験したことを重ねて書けるようなお話。
楽しかったことや、悔しかったこと。
日ごろの生活の中からでも、
何かしら見つかるものです。

私が小学校2年生のとき、
課題図書を読まされ 書いた感想文を先生に
「これでは、あらすじを書いただけだ。」
と言われたことを今でも覚えています。
書きなおしを命じられたあの時から
読書感想文には苦手意識を持ちました。

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