2012年12月25日火曜日

クリスマスの絵本

今日はクリスマスなので
たくさんある絵本の中から
「クリスマスのおくりもの」をご紹介します。

クリスマス・イブの夜、
世界中の子どもたちにプレゼントを届けて
すっかりくたびれて帰ってきたサンタさんとトナカイたち。
やっと休むことができると思ったら、
まだひとつ、贈り物が残っているのに気が付きます。
一頭のトナカイは具合が悪く、
サンタはひとりでプレゼントを届けにでかけます。
果たして朝までに間に合うでしょうか・・・。

ストーリーもおもしろいですが、
なんといってもジョン・バーニンガムの絵がすてきです。

















ユーモアがあり、1ページごとに変化があり、色合いも美しく・・・。

心温まる絵本です。

訳は詩人の長田弘。
なんてぜいたくな絵本。

『クリスマスのおくりもの』
ジョン・バーニンガム 作
長田 弘 訳
ほるぷ出版発行
2001年 第7刷
¥950



















もう1冊。
「山のクリスマス」。

マドレーヌのシリーズの作者の処女作です。

町の子ハンシが冬休みを山で過ごすお話ですが、
チロルの山の暮らしが書かれています。

食いしん坊だった私には、ごはんの場面が魅力的に感じられました。

チロルふうのスープ。
(このスープはほしキノコで作ったもので、
バタのとかしたのと、パセリのきざんだのが、ういていて、
そこには、大きなおだんごが、ころがっていました。)
黒パン。
ほしブドウいりのケーキ。

おいしそう!

今ほど情報のない時代でしたから、
挿絵から想像するしかありませんでした。














見返しの絵もとても魅力的。
山の暮らしに、
こんな家にあこがれた子ども時代でした。

『山のクリスマス』
ルドウィヒ・ベーメルマンス 文・絵
光吉夏弥 訳編
岩浪書店 発行
2004年 第23刷
¥500


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