2015年10月13日火曜日

秋の絵本 『きんいろあらし』














黄色く色付いた葉が混じるようになった
桜の木。
日差しを浴びた葉が光り、
歩いていて気持ちのいい季節。

ハナミズキの紅葉が進み、
ムラサキシキブがたくさんの実をつけ、
ミズヒキも赤くなり、
ホトトギスは今が見ごろ。

秋らしくなってきましたが
まだ寂しさを感じない時期ですね。

ちょうど今ごろが舞台の絵本があります。
やなぎむらのシリーズの中の『きんいろあらし』。

秋のある日、
大きなやなぎの木の下の
虫たちの暮らす小さな村に
赤とんぼのアカネさんがやってきて
きんいろあらしのやってくることを教えてくれます。

みんな隠れますが、
くものセカセカさんが池にとばされてしまいました。
池の番人のカメキチおじいさんに助けを求めに行きます。

カメキチさんの後ろには彼岸花が咲いていて、
草原にはススキがあったり
ノブドウが実をつけていたり・・・。
色鉛筆で描かれた柔らかな色合いの繊細な絵。
すみずみまで季節を感じることができます。

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『きんいろあらし』
カズコ・G・ストーン 作
福音館書店 発行
1998年 第1刷
2001年 第6刷
こどものとも傑作選
定価¥800
BOOKS144販売価格¥400

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