2014年7月9日水曜日

ガドルフの百合















今朝の天気予報では
雨が降るのは夕方からと言っていたような気がしましたが、
11時ころから雨が降っています。

庭では雨の中、
百合のつぼみが開き始めました。

花粉で服や花弁を汚さないように、
また持ちもよくなるとの理由で
花屋さんにある百合は
雄しべを取ってありますね。
それを見るたびに、
なんだかバランスが悪く、
間が抜けたように感じてしまうのですが。

庭で咲く百合はそのままですから、
花の中で濃いオレンジ色のしべが揺れ、
引き締まったいい顔を見せてくれます。
白い大きな花は夜になっても
ぼんやりと暗がりに浮かんで見えます。

ガドルフの百合

表紙の百合の花が印象的な、
『ガドルフの百合』。

稲妻の閃光の中に浮かび上がる百合に
おれの恋は、いまあの百合なのだ。
百合の花なのだ。
砕けるなよ、と願うガドルフ。

”宮沢賢治作品の中でも、
 きわめて鮮烈であり、
 忘れがたいイメージを残して貫いていく一編を
 画家ささめやゆきが、はじめて絵本化。”
と紹介されています。

小学館絵画賞を受賞した絵本です。

『ガドルフの百合』
作 宮沢賢治
絵 ささめやゆき
発行 偕成社
1996年第1刷発行
2005年第3刷
定価 ¥1400
BOOKS144販売価格 ¥800

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