2013年11月13日水曜日

こびとの村のひっこしさわぎ/ナンキンハゼ



急に寒くなりました。
紅葉も進んできましたね。

これはナンキンハゼです。
子どもだったころ
庭のまんなかに大木が生えていました。
街路樹や、公園で見かけると
なつかしく思い出します。

春の赤っぽい新葉の芽吹き。
茂った柄の長いスペードのような形の葉。
上を向いて伸びる穂になった花。
黄色から濃い紫まで変化に富んだ紅葉。
葉がなくなったあとに
黒い外皮を落とした白い実が
たくさん付いている姿。
その実を食べに鳥たちの
とまっている様子。

どの季節でも好きな木です。

この葉の色を見て
BOOKS144にある
『こびとの村のひっこしさわぎ』を
思い出しました。



りすたちを見て
しらかばの木の上で
「木の葉にかこまれて
空とたいようのすぐそばで」暮らすのを夢見て、
引越しを計画します。

絵を見ると、
秋のこの季節ではないでしょうか。

細かく描かれた木や草、
風景が秋の色。
お話と共に絵を楽しんでいただけたら、と思います。

『こびとの村のひっこしさわぎ』
A・シャプートン 文
G・ミューラー 絵
岸田今日子 訳
文化出版局 発行
1987年第2刷
¥1,000

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