2013年1月16日水曜日

たのしいふゆごもり

雪も少しは溶けてきましたが、
今日のように曇っているとよけいに寒く感じます。

今朝、BOOKS144までくる途中、
おかあさんと手をつないだ
長靴をはいた3歳くらいの子が
雪の深いところばかりを選んで歩いていました。
この子の気持ち、とてもよくわかります。

外で遊んで寒くなったら、
あたたかい部屋で絵本を開きましょうか。

今日みたいな寒い日には、
心まで暖かくなるような 『たのしいふゆごもり』 を。

くまの親子が、雪に備えてふゆごもりの用意をするお話です。
秋の森へ出かけて行き、
「たくさんたべて、あったかくして、はるまで ねむる」のに
必要なものをたくさん調達して帰ってきます。
うちの中は真っ暗。
おかあさんが暖炉に火をおこします。


















暖炉の火に照らされた部屋があたたかそう。
ごはんがおいしそう。

むじゃきなこぐまと働き者で賢いおかあさん。


















それまでの明るい場面から一転、
雪の降りしきる夜の場面。
扉を開いて、外の雪の様子を見るくまのおかあさんと子ぐま。
その後ろから暖かい明かりが漏れています。
とても印象に残ります。

親子の会話も、
片山 健さんの絵も
元気で楽しくて暖かい、すてきな絵本です。

『たのしいふゆごもり』
片山令子 作
片山 健  絵
福音館書店 発行
1991年発行
2005年 第16刷
¥700


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