どんより灰色の空から雪がひとひら落ちてきます。
「ゆきがふってるよ。」
男の子の期待と冷めた反応の大人たち。
限りなく落ちてくる雪。
ふしぎな街に降りしきる雪。
最後はすっかり雪に覆われ、街中が真っ白に輝きます。
丁寧に描かれた雪と、街並み色合いが好きです。
灰色の空から雪の降っている場面から、
雪が止み青空になった
雪景色になったときの美しさ。
雪景色になったときの美しさ。
東京ではめったにない雪の日。
子どものころ、雪が降り始めるとわくわくしました。
飽きずに窓から眺めていたものです。
遠くを見ると、遠くのほうがたくさん降っているように見えて・・・。
そんなことないのにね。
雪が積もると、
何もかもが白く覆われて
いつもの景色がとても美しい別のものに見えました。
絵本の中のこの街には
「Mother Goose Books」と「More Books」と、
なんと2軒も本屋さんがあるんですね。
『ゆき』
ユリ・シュルヴィッツ 作
さくま ゆみこ 訳
あすなろ書房 発行
2001年第8刷
¥750
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