センダックの雰囲気に合った、
手触りのいいマットな紙質の大型絵本です。
25cm×25cm。99ページ。
読み応えもしっかりあります。
パシフィック・ノースウエスト・バレエ団の
クリスマス公演「くるみ割り人形」の衣装とステージデザインを担当したセンダックが、
そのデザインと新たなイラストレーションを足して作ったのがこの絵本です。
絵本というよりは
バレエ「くるみ割り人形」の図録。
センダックの美しい挿絵のたくさん入ったホフマンのくるみ割り人形の本。
どのページも細部まで見入ってしまいます。
「都へ」の章では、荒海の岩陰からお馴染みのかいじゅうが顔をのぞかせていて・・・。
大人が読んで眺めて楽しめる本です。
訳者の渡辺茂男さんのあとがきに
『バレエ「くるみわり人形」をおたのしみになるつもりで、ごらんになってください。
チャイコフスキーの音楽を聴きながらであれば最高です。』
と書いてあります。
『くるみわり人形』
E・T・A・ホフマン 作
モーリス・センダック 絵
渡辺茂男 訳
ほるぷ出版 発行
1995年 新装版第3刷
¥2.800
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