八重のくちなし
くちなしの花の
写真を撮りたい、と思いながら
なかなか希望通りの咲きかげんに出会えず、
また、あっても
向こうを向いていたり、
夕方で薄暗く、
うまく撮れなかったり、
人が何人か通っていて、
気の小さい私は、
その横でカメラを構えることができなかったり、
BOOKS144へ向かう途中で、
時間がなかったり・・・。
そんなことをしている間に、
一重のくちなしはとっくに、
そして八重の花も、
もうお終いの時期になってしまいました。
昨日、144へ向かう途中、
ありがたいことに通行人もなく、
こちらを向いて咲いてくれた花を見つけました。
開いた形の崩れる前のみずみずしい花。
くちなしの好きなのは、
らせん状のつぼみのほどけていく姿。
開いたばかりの純白な花。
独特の香り。
曇って風もない日は、
強い甘い香りが立ち込めています。
八重の花は、花びらが重いのか、
すぐにだらしない形になってしまいます。
気付くと黄ばんで
そのうち茶色に枯れてきます。
くちなしは、花が終わっても、
茶色くなった花がらがいくつも付いたまま、
というところが残念です。
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