18日、オトフリート・プロイスラー氏が89才で亡くなりました。
プロイスラーと言えば
『大どろぼうホッツェンプロッツ』を
思い出される方が多いのではないでしょうか。
あまりのおもしろさに、
「ふたたびあらわる」と「三たびあらわる」を
手にするまでの待ち遠しかったこと!
でも私のいちばんは『小さい魔女』。
小学校の2年生か3年生のときに読んで夢中になりました。
魔女というものに。
127才のひよっこ魔女の生活ぶりと、
いい魔女になろうと奮闘する姿に。
カラスのアブラクサス。
嵐の魔女ルンプンペルおばさん。
ブロッケン山。
ワルプルギスの夜。
子どもだった私には呪文のように
魅力的に響いた言葉。
ほうきにまたがって空を飛び、
ちょっとした魔法を使って快適に暮らす日々。
大人になった今もあこがれています。
この本の表紙、挿絵にも大いに影響を受け、
このころ描く絵は魔女ばかり。
夏休みの自由研究に
リノリウム板で魔女シリーズの版画まで作りました。
しかも1版多色刷りで!
あのリボンで束ねた版画はどこに行ったのか・・・。
現在、銅板で版画を作っています。
今だに月夜、フクロウ、カラス、
そして魔女などが登場します。
あの時に読んだ『小さい魔女』が、
今につながっているように思います。
オトフリート・プロイスラー。
どのお話も大好きでした。
『小さい魔女』の次に読んだのは
『小さい水の精』。
そして『小さいおばけ』。
『大どろぼうホッツェンプロッツ』。
もう一度、読み返したいと思います。
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