この頃、花の話ばかり続きました。
今回は絵本『はちうえは ぼくにまかせて』をご紹介します。
鉢植えの世話がじょうずなトミーのお話です。
おとうさんの仕事の関係で
夏休みにどこへも行けないトミーは
バカンスに出かける人たちの鉢植えを
ひとつ1日2セントで預かることにします。
鉢植えに囲まれての生活に
ぶつくさ言うおとうさん。
黙って見守るおかあさん。
預かった植物を懸命に世話するトミー。
水やりだって
サボテンにはスポイトを使う細やかさ。
伸びすぎたところを刈り込み、
剪定した枝を小さい鉢に植え、育てるトミー。
夏休みがおわるころ
鉢植えを取りにきた人たちに喜ばれ、
小さい鉢植えをもらった子どもたちにも喜ばれます。
さて、植木鉢がすっかりなくなった家で・・・
『どろんこハリー』のコンビによる
黄色と青、それが合わさった緑と
ソフトな線の
美しい絵本です。
『はちうえは ぼくにまかせて』
ジーン・ジオン 作
マーガレット・ブロイ・グレアム 絵
もり ひさし 訳
ペンギン社 発行
1981年初版
1997年14刷
¥700
昨日のコバノズイナですが、
挿し木で増やせるそうです。
トミーのように
剪定した枝を挿しておくだけ。
素人でも簡単にでき、
しかもすぐに花を付ける
丈夫で育てやすい植物だということです。
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