今朝、呑川沿いを歩いていると、
雨がふって寒く、
週末の人出が嘘のように静かで
すれ違う人もあまりいません。
桜の花は水を含み下を向いていました。
時折、花びらが落ちますが
まだ散ってしまうほどではありません。
しっとりした雨の日のお花見は
賑やかさもなく
花の色も落ち着いてなかなかいいものだと思います。
今日は『き』という絵本をご紹介します。
谷川俊太郎さんが詩を
堀 文子さんが絵を描いています。
諸井 誠さんが曲を付け楽譜がついています。
表紙の木は桜でしょうか?
絵本というより
木のスケッチと水彩画の画集のような本です。
いっぽんの きが ある
わたしの うちの にわに
わたしの うまれる ずっと まえから
で、始まります。
いつも見守ってくれている木。
1月の冬景色から花の季節、
夏の木洩れ日、
木の実のおちる秋、
そして12月までの移り変わりが
デッサンと美しい色彩の絵になっています。
木の好きな方にはおすすめの1冊です。
『き』
谷川俊太郎 詩
堀 文子 絵
諸井 誠 曲
至光社 発行
1968年初版
第6刷
¥800
(楽譜冊子付き)
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