2013年3月2日土曜日

もりのひなまつり

明日は雛祭りですね。

我が家でもお雛さまを飾りました。
私が生まれたときに父が買ってきたお雛さま。
段飾りではなく、ケースに入ったタイプの木目込み人形です。
衣装が日に焼けて色褪せていますが、
こどもの頃から飾ってきたお雛さまです。
私といっしょに飾る人間は変わっていきますが、
薄紙の中からは
ずっと変わらないお雛さまが顔をのぞかせます。

子どもたちが
幼稚園のころに作ったお雛さまもいっしょに並べて、
その一角だけ明るく華やかになっています。

今日は『もりのひなまつり』をご紹介します。

絵本 もりのひなまつりの表紙です

森の近くの家の蔵に住むねずみばあさんのところへ
のねずみこどもかいから
「もりのひなまつりをしたいので
おひなさまをつれてきてください」
という手紙が届きます。
心配顔のねずみばあさんと森へ出かけたおひなさまは、
森の動物たちと歌い踊って
楽しいひなまつりを祝います。
しかし、蔵に戻ったお雛さまはすっかり汚れてしまっていて・・・

髪がみだれ、汚れた顔のお雛さまの絵を見て、
うちの子どもたちはおもしろがったものです。

「だいじょうぶかしらねえ。」と
何事も心配していたねずみばあさんが、
いざとなると、
「だいじょうぶ。だいじょうぶですとも!」と
すべてをうまく片付ける頼もしさ。
なんてすてきなねずみばあさん!

こういうおばあさんになりたい、と思います。

『もりのひなまつり』
こいで やすこ 作
福音館書店 発行
2003年 第9刷
¥400

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