2016年8月28日日曜日

ジュリー・アンドリュースの童話


















曇って温度が上がらず
草むらからは虫の声がきこえていると
もう夏は終わって、
すっかり秋になってしまったように感じますが、
まだまだ暑くなるようです。

夏休みももう残りわずか。
毎年、8月後半はのんびりできるように、と計画は立てるものの
実際には夏休みの宿題に四苦八苦していた時期です。

読書感想文にいまから読もう、というのでは
到底間に合いませんが、
ジュリー・アンドリュースの2冊の童話があります。
『 偉大なワンドゥードルさいごの一匹 』と
『 マンディ 』のセットです。
私は読んだことがありませんが
子どものころにこの本を読んだ、という方によると
想像力がないと辿り着けない世界に住むワンドゥードル。
そこに3人の兄弟が旅立つファンタジー。
何回も読み返したくらいおもしろいそうです。

中を見ると挿絵はありません。
文字だけの395ページの本です。

ジュリー・アンドリュースというと
サウンド オブ ミュージックと
メリー・ポピンズが思い出されます。
童話を書いていたとは知りませんでした。


『 ジュリー・アンドリュース愛の贈り物 』

商品の詳細ページはこちら
●偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき
 著者 ジュリー・アンドリュース
 訳者 岩谷時子
 1979年初版発行
 1980年第7刷


●マンディ
 1979年初版発行
 1980年第4刷

発行 TBSブリタニカ
2冊セット
定価¥2500
BOOKS144販売価格¥4000

2016年8月12日金曜日

太田大八さんの 『あおい玉あかい玉しろい玉』

 「だいちゃんとうみ」の画像検索結果

先日、太田大八さんが亡くなった、という記事を
新聞で読みました。
97歳だったそうです。

太田大八さんの絵本と言って
まず思い浮かぶのは
『 だいちゃんと うみ 』。
むかしの夏の海。
波の音やにおい、空気まで感じられる絵本。
描かれている子どもの姿に
むかし海水浴に行ったときの
小さかった子どもたちを思い出します。

いまBOOKS144には
『 あおい玉 あかい玉 しろい玉 』という
むかし話の絵本があります。

とんとんむかし あったって。
と始まる和尚さんと小僧のおはなしです。
三枚のお札と同じような展開ですが、
太田大八さんの絵が山姥の恐ろしさ、
逃げる小僧の心境を伝えてくれます。
子どもたちに読み聞かせたら、

 おしょうさま、はよう はよう。
  まてまて、いま おきるとこ。
 おしょうさま、はよう はよう。
  まてまて、いま ふんどし しめるとこ。
 おしょうさま、はよう はよう。
  まてまて・・・・・

の繰り返しにハラハラしそうです。

「あおい玉あかい玉しろい玉」の画像検索結果

『 あおい玉 あかい玉 しろい玉 』
再話 稲田和子
絵  太田大八
発行 童話館出版
2006年第1刷発行
2009年第4刷
定価¥1400
BOOKS144販売価格¥750

2016年8月9日火曜日

BOOKS144 夏季休業のお知らせ














フェーン現象の影響で
今日は今までにない暑さです。
東京は最高気温が37℃になるとか・・・。
外へ出てみると焼け焦げそうな日の強さ、
アスファルトの照り返しで
くらくらしそうです。

店の前の芝もカタバミも葉が日に焼け、
元気がありません。

目の前の道を車が切りなく通り、
排気ガスをかぶっているカタバミの葉の上では
産卵に来たシジミ蝶がここは大丈夫か、と
悩んでいるようでした。
ヤマトシジミの幼虫はカタバミしか食べないそうです。











≪ お休みのお知らせ ≫
BOOKS144では
8月15日(月)から24日(水)まで
10日間お休みさせて頂きます。

ご迷惑をおかけ致しますが、
よろしくお願い申し上げます。

2016年8月4日木曜日

変化朝顔














変わり朝顔が咲きました。
渋い薄藤色。
しべの部分も普通の朝顔とは違います。
葉は縮れて
水が不足して萎れかけているように見えます。

この朝顔の種類は
『 黄縮緬抱丸葉黒鳩筒白台咲 』。
きちりめんかかえまるばくろばとつつじろだいざき、と読みます。
なるほど、葉が縮緬のように縮れているし、
花の中心が白い筒のように出ているし。














蔓は伸びても葉ばかりで
ほんとうに花が咲くのか、と
危ぶんでいたのですが、やっと。
毎日、いくつ咲いているか、楽しみにしています。

いま午前中は朝顔。
夕方からはオシロイバナが
いい香りと共に花を開きます。
昼はゴーヤの黄色、
シガレット・ハイビスカスとハゴロモルコウソウの赤。

庭は夏の色です。

2016年7月31日日曜日

うたう しじみ














朝はよく晴れていましたが、
お昼過ぎには
大粒の雨が叩きつけるように降り、
その後はまた
青空に雲が浮かんで流れて行きます。
安心しているとまた雨が・・・。

いつ降るかわからないので
店の前に本を並べてしまうわけにはいきません。

昨日は土用の丑の日でしたね。
スーパーではどこも一歩入ると
鰻の匂いがしていました。
鰻と並んで、
土用シジミ、土用餅などが売られていました。

パックされたしじみを見ていると
絵本 『 うたう しじみ 』 の
しじみたちの絵を思い浮かべてしまいます。














夕食に食べようと
しじみを買ってきた魔法使い。
安心しきって眠っているしじみたちを見ているうちに
煮立った出汁の中へ入れることが
できなくなってしまいます。
海へ帰りたい、と泣くしじみたちに同情した
魔法使いと猫のトラジはどうしたでしょうか。

線画のやさしい絵で描かれた
あたたかい気持ちになれる絵本です。

「うたうしじみ」の画像検索結果

『 うたうしじみ 』
作者 児島なおみ
発行 リブロポート
1984年第1刷発行
1988年第6刷
定価¥1200
BOOKS144販売価格¥500

2016年7月26日火曜日

絵本 『たべられる しょくぶつ 』


















朝顔の濃い青、
ハゴロモルコウソウの小さな赤い花、
ゴーヤの茂った葉と黄色い花、緑の実。
毎年の夏の庭です。

ゴーヤのトゲトゲが丸みを帯びて、
緑が薄らいで
部分的に黄色っぽくなったら食べごろです。
縦に切ると真っ赤なゼリーに包まれた種が出てきて
初めてのときはびっくりしました。
赤い部分はうっすら甘く、
ワタが黄色くなったゴーヤは
あまり苦くありません。

我が家では、いろいろに料理して
夏の間中、食卓に上ります。

発芽から蔓のからまる様子や花を楽しみ、
そして実が収穫できる、というのはうれしいものです。

ここに 『 たべられるしょくぶつ 』 という絵本があります。

初めに、種と野菜がならんでいます。
次のページから見開きごとに一種類、
種から成長し野菜ができるまでが
克明に描かれています。
それぞれの野菜の説明、
断面図も載っているので
とてもわかりやすいと思います。

取り上げた野菜は
きゃべつ、ねぎ、なす、きゅうり、すいか、
えんどう、らっかせい、
にんじん、じゃがいも、さつまいも。
どれも身近な
いつも食べているものばかり。

お子さんといっしょにぜひこの絵本を。
野菜にくわしくなると、
野菜を見る目が変わるのではないでしょうか。



『 たべられる しょくぶつ 』
森谷憲 ぶん
寺島龍一 え
福音館書店 発行
1969年 かがくのとも 発行
1972年 かがくのとも傑作集 発行
2004年 第55刷
定価¥838+税
BOOKS144販売価格¥400

2016年7月21日木曜日

読書感想文は余裕をもって














今日から夏休み。
夏休み初日は雨。
気温も上がらず涼しい一日です。

小学生だったころ
夏休み中のプールの日に小雨が降っていて、
入るか入らないか、水着などを持って
学校まで行ったことがありました。

当番の先生は
「どうせ濡れるんだから。」と言い、
雨なのにプールの授業はありました。
きびしいけれどいい先生だったので
嫌だと思ったりしませんでした。

水面に雨粒の落ちた輪がいくつも広がり、
日も当たらない灰色の空。
水の色も晴れているときとは違って見えて、
雨なのにプール!と
体が冷えて寒いのに、
なんだかちょっとうれしいような、
わくわくするような気持ちだったのを思い出します。

最近の小学校も
夏休みにプール授業はあるのでしょうか。
そして宿題はどんなものが出ているのでしょう。
宿題がいろいろある中でも時間もかかり、
面倒なものといえば
自由研究と読書感想文だったように思います。

今も読書感想文はあるのでしょうか。
まずどの本にするか決めなくてはならないし、
取りあえず読まなくてはならない。
感じた事を書き出したり、
部分的に読み返したり
文をまとめて感想文の形にしなければならない。
なんといってもすぐにできるものではないし
8月31日になってから慌てたのでは間に合いません。

子どもたちにも早くから
どの本にするの?とうるさく言った気がします。

BOOKS144では
読書感想文によさそうな本をまとめてあります。
宿題に感想文があってもなくても
夏休みにまとまった時間を
読書に充ててみてはいかがでしょうか。