太田大八さんの 『あおい玉あかい玉しろい玉』
先日、太田大八さんが亡くなった、という記事を
新聞で読みました。
97歳だったそうです。
太田大八さんの絵本と言って
まず思い浮かぶのは
『 だいちゃんと うみ 』。
むかしの夏の海。
波の音やにおい、空気まで感じられる絵本。
描かれている子どもの姿に
むかし海水浴に行ったときの
小さかった子どもたちを思い出します。
いまBOOKS144には
『 あおい玉 あかい玉 しろい玉 』という
むかし話の絵本があります。
とんとんむかし あったって。
と始まる和尚さんと小僧のおはなしです。
三枚のお札と同じような展開ですが、
太田大八さんの絵が山姥の恐ろしさ、
逃げる小僧の心境を伝えてくれます。
子どもたちに読み聞かせたら、
おしょうさま、はよう はよう。
まてまて、いま おきるとこ。
おしょうさま、はよう はよう。
まてまて、いま ふんどし しめるとこ。
おしょうさま、はよう はよう。
まてまて・・・・・
の繰り返しにハラハラしそうです。
『 あおい玉 あかい玉 しろい玉 』
再話 稲田和子
絵 太田大八
発行 童話館出版
2006年第1刷発行
2009年第4刷
定価¥1400
BOOKS144販売価格¥750
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