2017年3月21日火曜日

ブルーノ・ムナーリの『 木をかこう 』














木を見ていると
枝先まであるのが自然の形で、
そこに新芽が出て
葉が茂り、花が咲いたり実がなったり・・・。
どの季節の木も美しいなあ、と感じます。

それぞれの木の本来の姿を生かして、
すっきりと剪定された木はいいですが、
幹の途中で切られた木や
落ち葉の掃除が大変なので
枝を下ろしてしまったのだろう、と思うような
ひどい格好になった木があちこちにあります。
新芽はどのようについていくのでしょうか。
心配になります。

ブルーノ・ムナーリの『木をかこう』という本は
木の描き方を教えてくれます。
枝の別れ方にはいろいろありますが、
” ここでは2本にわかれる木をかいてみよう。”
幹が2本に別れ、
また2本に、と
別れるたびに細く描いていくと
1本の木になります。













いろいろなバリエーションがあり、
木を意識して見るようになるかもしれません。










木が好きな人も
実際に木を描いてみたい人も
楽しめる絵本です。
絵本といっても
黒とグリーンだけのシンプルなページ。
どこを開いても無駄のない美しい本です。

訳は須賀敦子さんです。

「木をかこう」の画像検索結果

『 木をかこう 』
ブルーノ・ムナーリ 作
須賀敦子 訳
至光社 発行
第7刷
定価¥1429
BOOKS144販売価格¥800

★『 太陽をかこう 』もあります。

「太陽をかこう」の画像検索結果

ブルーノ・ムナーリ 作
須賀敦子 訳
至光社 発行
第4刷
定価¥1429
BOOKS144販売価格¥800

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