『 たのしい川べ 』の原題は
The wind in the willows といいます。
私は岩波書店から出ているこの本を
子どものころに読んで
今でも大切にしていますが、
もう一冊 『 川べにそよ風 』という
訳者が違う、同じ本があります。
挿絵は大好きなジョン・バーニンガム!
読んでみると同じお話なんですが、
石井桃子さんの訳を
何回も覚えるほど読み返して
その世界に入り込んでいるせいか、
なんだか違う感じがしてしまいます。
絵もE・H・シェパードの絵が
頭に入ってしまっているので
やはり不思議な
別のお話の絵のように思えてしまいます。
でもバーニンガムの絵は
のんびりと大らかで、
色付きの挿絵は絵本を見るようで
とてもいいのです。
2冊の本を手元において
訳によって変わる雰囲気を感じながら
読み比べてみたら
おもしろいかもしれませんね。
『 川べにそよ風 』
ケネス・グレアム 作
ジョン・バーニンガム 絵
岡本浜江 訳
講談社 発行
1992年第1刷
1993年第2刷
定価¥1900
BOOKS144販売価格¥700
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