絵本「くるみわり人形」は見返しから
今回の絵本『くるみわり人形』は
見返し(前も後ろも)を
ぜひ見てほしい1冊です。
この絵本は
バレエ名作絵本シリーズの1冊です。
表紙を開くと、見返しに、
開演前の劇場の様子が描かれています。
開演を待つ人々の影。
劇場に入っていく正装した人々。
扉は
オーケストラが準備を整え、
観客たちも席に着き、
さあ!というところ。
ページごとにバレエの一場面が描かれ、
色調も次々と変わり、
バレエを見ているように感じます。
最後の場面はカーテンコール。
何回目の挨拶でしょう。
そして後ろの見返しは、
バレエが終わり、
劇場から出てくる人たちの影。
夜も更けて暗い外。
車のライトと街灯、劇場の明かり。
劇場の前の広場には噴水もあって。
みんな家路に着くのでしょう。
バレエを習っているお子さんへの
クリスマスのプレゼントにぴったりの絵本です。
『くるみわり人形』
バレエ名作絵本
石津ちひろ 文
堀川理万子 絵
E・T・A・ホフマン 原作
講談社 発行
2008年第1刷
¥1.200
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