曇り空の12月、
葉を落とした枝が寒々と見えます。
これから雨、
夜には雪になるかもしれない、という寒さ。
自然と歩く足が速くなってしまいます。
こんな日に、
裸になった木を見ていて
思い出す本を1冊。
『ふゆのくまさん』。
この寒々とした景色。
痛いような空気まで感じてしまう表紙、裏表紙。
この絵が大好きです。
表紙もさることながら、
見返しの風景画が、またなんとも言えません。
遠くまで人の気配もない
雪のちらつく冬枯れの牧場。
はるかに広がる冷たい空。
扉の霧にかすむ太陽の風景も
額に入れて飾っておきたいような絵。
私の好きな絵本のなかに、
見返しや扉の絵がすてきで、
そこが大好きな絵本が何冊かあります。
絵本を開くとき、
中身だけでなく
ぜひ、そのあたりをじっくり見てみてください。
新たな発見があるかもしれません。
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