今日も、暑い一日でした。
でも、もう9月。
日が短くなってきました。
夕方、呑川沿いを歩いていると、
桜の枝から聞こえてくるのは、
忙しいツクツクボウシの声がほとんどになり、
草むらからは、虫の音が聞こえてきます。
ススキの穂も開いてきました。
秋ですね。
今、BOOKS144には、
宮澤賢治の絵本がそろっています。
その中に 『種山ヶ原の夜』 があります。
そして開催中の 伊藤卓美 木版画展の中に
種山ヶ原の夜より 『牧歌』 という作品もあります。
種山ヶ原というと思い出すのは
一面のススキ。
晴れた空と、
風に揺れて銀色に光る穂。
以前、9月に岩手へ行ったとき、
種山ヶ原の物見山まで登ったことがあります。
だれもいなくて、
風とススキだけ。
『鹿踊りのはじまり』の場面はこんな原だったのでは?
鹿が顔を出すのではないか?
自分が鹿になったような気がしたのを思い出します。
明るく
まぶしくて。
秋の乾いた風。
澄んだ空気を透して射す日差しの強さ。
背の高いススキの穂の感触。
若いころの
ずっと昔のイメージですから、
今だったら、また違って見えるかもしれません。
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