今朝の天気予報では
雨が降るのは夕方からと言っていたような気がしましたが、
11時ころから雨が降っています。
庭では雨の中、
百合のつぼみが開き始めました。
花粉で服や花弁を汚さないように、
また持ちもよくなるとの理由で
花屋さんにある百合は
雄しべを取ってありますね。
それを見るたびに、
なんだかバランスが悪く、
間が抜けたように感じてしまうのですが。
庭で咲く百合はそのままですから、
花の中で濃いオレンジ色のしべが揺れ、
引き締まったいい顔を見せてくれます。
白い大きな花は夜になっても
ぼんやりと暗がりに浮かんで見えます。
表紙の百合の花が印象的な、
『ガドルフの百合』。
稲妻の閃光の中に浮かび上がる百合に
おれの恋は、いまあの百合なのだ。
百合の花なのだ。
砕けるなよ、と願うガドルフ。
”宮沢賢治作品の中でも、
きわめて鮮烈であり、
忘れがたいイメージを残して貫いていく一編を
画家ささめやゆきが、はじめて絵本化。”
と紹介されています。
小学館絵画賞を受賞した絵本です。
『ガドルフの百合』
作 宮沢賢治
絵 ささめやゆき
発行 偕成社
1996年第1刷発行
2005年第3刷
定価 ¥1400
BOOKS144販売価格 ¥800
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