紅葉も進んできましたね。
これはナンキンハゼです。
子どもだったころ
庭のまんなかに大木が生えていました。
街路樹や、公園で見かけると
なつかしく思い出します。
春の赤っぽい新葉の芽吹き。
茂った柄の長いスペードのような形の葉。
上を向いて伸びる穂になった花。
黄色から濃い紫まで変化に富んだ紅葉。
葉がなくなったあとに
黒い外皮を落とした白い実が
たくさん付いている姿。
その実を食べに鳥たちの
とまっている様子。
どの季節でも好きな木です。
BOOKS144にある
『こびとの村のひっこしさわぎ』を
思い出しました。
りすたちを見て
しらかばの木の上で
「木の葉にかこまれて
空とたいようのすぐそばで」暮らすのを夢見て、
引越しを計画します。
絵を見ると、
秋のこの季節ではないでしょうか。
細かく描かれた木や草、
風景が秋の色。
お話と共に絵を楽しんでいただけたら、と思います。
『こびとの村のひっこしさわぎ』
A・シャプートン 文
G・ミューラー 絵
岸田今日子 訳
文化出版局 発行
1987年第2刷
¥1,000
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