2013年6月19日水曜日
今度は あんず
先日、あんずをいただきました。
アンズ色の大きな実。
完熟の実は
置いておくとすぐに傷むので
翌日ジャムを煮ました。
甘酸っぱいあんずのかおり。
砂糖の量を控えめに
短時間で煮るジャムは
酸味も程よく、
香りも色も
市販のものとは比べものになりません。
昔、梅だけでなく
あんずの木も庭にあり、
やはり今の時期は
あんずジャム作りに
母が精を出していたのを思い出します。
長い竹ざおの先に空き缶を結びつけたもので
ひとつずつ採っていました。
父が木の下に立って
あんずに向けて竹ざおを伸ばします。
コロン、と音がして実が入ると、
離れて待つ私のほうにさおを倒してくれ
缶の中の実を受け取ります。
失敗して、缶に入らず落ちてしまうと、
藪の中へ潜って拾いにいきます。
地面に落下したものは割れてしまったりして
がっかりしたものです。
こうして集めたあんずは
生で食べると
それほどすっぱくもなく、
ぼんやりした味なのに、
ジャムにすると酸味が強く、
濃いオレンジ色になりました。
朝食にかかせないあんずジャム。
毎朝トーストにのせて食べていました。
この木も私が中学生のころに枯れてしまい、
あのすっぱいあんずジャムも
食べられなくなってしまいました。
いつだったか
八百屋さんの店先であんずを見つけたときの
うれしかったこと!
早速、自分で煮てみました。
おいしかったけれど、
昔のあんずジャムの味とは
どこか違うように感じました。
もっと鮮烈な味だったような・・・。
それでも、母は昔を思い出して懐かしがり
家族にも好評で、
あっという間になくなってしまいました。
いちごも、あんずも、りんごも、
ジャムは自家製がいちばんです。
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