2013年6月30日日曜日

今年も、残り半分!


















6月も今日で終わりです。
明日から7月。
1年も、もう半分が過ぎて、
明日から折り返しかと思うと・・・・・。

お正月から今日までの速かったこと!
この6カ月、何をしていたのでしょう。
毎日、遊んで暮らしていた訳ではないのですが・・・。
予定では、もう、いくつか
銅版画ができているはずでした。
でも現実は・・・・・。

なんとかせねば!
このままでは、
12月の個展のときに
新作なし、なんてことになりかねません。

明日から心を入れ替えて
制作に向かうようにしましょう。
と、いつも言っているような・・・。

春、花を楽しませてくれた
呑川の桜も葉が茂り、
日差しも夏のよう。














3週間ほど(だったか)前に孵った
鴨の雛たちも5羽そろって
大きくなってきました。
親の後をついて歩く姿も
寄り集まって眠っている姿もかわいいです。
親はいつもそばで周囲を警戒して、
たとえ鳩でも近づくものがいると
みんな一まとめにして連れて行ってしまいます。

無事に育ってもらいたいものです。

2013年6月28日金曜日

のらねこたちと、絵本 『ノラネコの研究』


















野良猫たちが
庭を通っていきます。
メダカの水槽の水を飲んだり、
日向でくつろいでいたり、
塀の上で昼寝をしていたり、
ベランダに来るスズメを目で追っていたり・・・。

写真の2匹のほかに
ほっそりした三毛、
けんか傷のあるがっちりした
シャム猫っぽい毛並みの青い目の猫。
白っぽい茶のふてぶてしいヤツ。

いろいろなのが来ますが、
どれも用心深く、
人と一定の距離をもって、
だるまさんがころんだ、のように動きます。

猫たちの力関係もはっきりしていて、
玄関の階段の上で寝転んでいても、
強いのが来ると
あっという間に塀を越えて、
一目散に逃げて行ってしまいます。

今のところいちばん強いのは
白っぽい茶の大きな猫です。

私のお気に入りは
毛の長い、緑色の目をした黒猫。
決してそばまで来てくれませんが
長いふさふさした尾を巻いて
すわっている姿が絵になります。

野良猫の行動範囲はどのくらいなんでしょう。
隣の通りで見かけることはあります。

あちらこちらで
いろいろな名前で呼ばれて
エサをもらったりしているのかもしれません。

今、BOOKS144には
『ノラネコの研究』という絵本があります。
ナオスケという野良猫の一日が
時間を追って描かれています。

私もネコカードを作ってみたくなりました。

ノラネコの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)















『ノラネコの研究』
伊澤雅子 文
平出 衛  絵
福音館書店・たくさんのふしぎ傑作集
1991年発行
1998年 第6刷
¥700


2013年6月24日月曜日

メゾチントを思う さくらんぼ














少し前まで、
スーパーマーケットの果物売り場は
アメリカンチェリーばかりでしたが
日本のさくらんぼも並ぶようになりました。

大粒で濃い赤のアメリカンチェリー。
やさしい色のさくらんぼ。

さくらんぼを見ると、
メゾチントの銅版画が頭に浮かびます。
ビロードのような深い黒。
そこに浮かぶさくらんぼの赤。

私はメゾチントの目立てを思っただけでも
気が遠くなりそうなので、
やったことはありません。

でも、あのしっとりした魅力的な黒!
何色か重ねた色の複雑なこと!

エッチングは線を重ねて腐食していきますが、
メゾチントは腐食はしません。
腐食なし、というところと、
やわらかなトーンの銅版画に心ひかれるところはあります。

以前メゾチント風に撮った写真。
いつか作品にしてみたいと思っています。

2013年6月20日木曜日

本、買い取ります。


















BOOKS144では
絵本、版画、雑貨を扱っておりますが、
販売だけではありません。

本の買い取りも致しております。

このたび、『本 買い取ります』のPOPを作りました。

皆さま、お宅に眠っている本、
読まずに積んである本、
場所をとって困っている本、
お引越しで処分したい本などありましたら、
ぜひBOOKS144までお知らせください。

きちんと査定した上で
買い取らせていただきます。

2013年6月19日水曜日

今度は あんず














先日、あんずをいただきました。
アンズ色の大きな実。
完熟の実は
置いておくとすぐに傷むので
翌日ジャムを煮ました。
甘酸っぱいあんずのかおり。

砂糖の量を控えめに
短時間で煮るジャムは
酸味も程よく、
香りも色も
市販のものとは比べものになりません。

昔、梅だけでなく
あんずの木も庭にあり、
やはり今の時期は
あんずジャム作りに
母が精を出していたのを思い出します。

長い竹ざおの先に空き缶を結びつけたもので
ひとつずつ採っていました。
父が木の下に立って
あんずに向けて竹ざおを伸ばします。
コロン、と音がして実が入ると、
離れて待つ私のほうにさおを倒してくれ
缶の中の実を受け取ります。

失敗して、缶に入らず落ちてしまうと、
藪の中へ潜って拾いにいきます。
地面に落下したものは割れてしまったりして
がっかりしたものです。

こうして集めたあんずは
生で食べると
それほどすっぱくもなく、
ぼんやりした味なのに、
ジャムにすると酸味が強く、
濃いオレンジ色になりました。
朝食にかかせないあんずジャム。
毎朝トーストにのせて食べていました。

この木も私が中学生のころに枯れてしまい、
あのすっぱいあんずジャムも
食べられなくなってしまいました。

いつだったか
八百屋さんの店先であんずを見つけたときの
うれしかったこと!
早速、自分で煮てみました。

おいしかったけれど、
昔のあんずジャムの味とは
どこか違うように感じました。
もっと鮮烈な味だったような・・・。
それでも、母は昔を思い出して懐かしがり
家族にも好評で、
あっという間になくなってしまいました。

いちごも、あんずも、りんごも、
ジャムは自家製がいちばんです。

2013年6月12日水曜日

ルピナスさん















先日、ルピナスの咲き終わりかけているのを見かけ、
以前行った6月半ばの北海道に、
たくさん咲いていたのを思い出しました。
やさしい色合いのルピナスが
群れて咲いているのを見て、
感激しました。

これがあのルピナス!
『ルピナスさん』のルピナス!

こんなふうに咲いているのを
見たことがありませんでした。

バーバラ・クーニーの絵本 『ルピナスさん』。



海を見下ろす丘のうえにある、
小さな家に住んでいるルピナスさん。
今は小さなおばあさんですが、
昔からおばあさんだった訳ではありません。
本名はアリス・ランフィアス。
この女性の人生を描いた絵本です。

ルピナスの花であふれた村の美しいこと!
そのイラストの繊細さ!

バーバラ・クーニーの絵本は
『ルピナスさん』だけでなくどれを見ても、
細部までていねいに描かれています。
カバーの説明を読むと、
板に水彩絵の具で描き、
色えんぴつでアクセントをつけるという画法だそうです。
原色を使わない色調で、
見る人を静かな気持ちにさせる絵だと思います。

だいすきな絵本の中の一冊です。

『ルピナスさん』
バーバラ・クーニー さく
かけがわ けいこ やく
ほるぷ出版 発行
1987年 第1刷発行
2001年 第26刷
¥800

2013年6月9日日曜日

梅!梅!梅!





















梅の季節です。

私が子どもだったころから、
我が家では
梅はシロップにしてジュースとして楽しんでいます。

むかしは庭に大小何本かの梅の木があり、
採りきれないほどの実がなり、
母は一日がかりで
何本ものビンを仕込んでいたのを覚えています。
子どもだった私にとっては
楽しいお手伝いでした。

新たに漬ける前に
広口ビンを空けなければなりません。
かき集めたビンにシロップ、
ボウルに山積みの実。
夏のあいだ、
梅ジュース、かき氷のシロップに、と楽しみます。
しわしわになった実が
また、おいしいのです。

いまは私も同じものを作ります。
洗った梅を一晩水につけてアクを抜き、
翌日ひとつひとつ水分をとって
新聞紙の上に並べて乾かします。
広口びんに砂糖と交互に
頭とお尻を切り取った梅を
並べていきます。
表面を砂糖で覆って蓋をしてでき上がり。

今年は豊作!
なんと21キロも採れました!
と、喜んでいる場合ではありません。

家族の協力のもと
8リットルのびん2本、4リットルのびん4本。
やっとのことで詰め終わったときは
へとへとになりました。



2013年6月5日水曜日

山羊革 コインケース 入荷!















品薄になっておりました山羊革製品が
多数入荷致しました。
バッグ、長財布、ペンケース、ポーチなど、
以前とは違う色、柄のものもあります。

今回はしばらく品切れになっていた
ネコのコインケース(小)が何色も入りました。
ブタ、クマ、カエルもいっしょに、
引き出しの中で
にぎやかに顔を並べております。

このコインケース、
小銭入れとしてばかりでなく、
アクセサリーをしまっておくのに
手ごろな大きさで、とても便利です。

年末には
お孫さんへのお年玉を入れるポチ袋としても
活躍いたしました。

ちょっとしたプレゼントにいかがですか?
「かわいい!」と喜ばれること、
確実です。

山羊革コインケース(小)
¥250

大きいタイプのものは
ネコ5色、カエル4色しかありません。
こちらはひとつ¥400です。


2013年6月3日月曜日

絵本から思い出すこと














梅の実が大きくなりました。
葉の隙間からの日差しがまぶしい6月。
梅雨らしいお天気はこれからですね。

BOOKS144で絵本や児童書を見て、
「これこれ!子どものころ大好きだった本!」
と、笑顔になる人がいます。

岩波のこどもの本や、福音館のこどものとも。
『いやいやえん』 だったり、
『ナルニア国』のシリーズだったり。

一冊の絵本から、
同じ作者の別の絵本が頭に浮かぶこともあります。
先日は『ちいさいおうち』の挿絵を見て、
『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』を
思い出した方がいらっしゃいました。

こちらも好きな本、
子どものころの愛読書、
想いのつまった本、などだと
うれしくなってしまって・・・。

その絵本から、
忘れていたそのころを思い出すことがあります。

本を読んでくれた声。
ページをめくる手。
部屋の壁に掛かっていた絵。
床の板の冷たさ。
窓から入る風。

人それぞれに
思い浮かぶ景色が違いますね。

児童書を手に
「初めから終わりまで覚えるほど読んだ。」
なんてうれしそうにいう方を
どんな子だったのかな、と想像するのは
ちょっと楽しいです。