絵本『 ちいさな き 』
伐採された木の残っている根から、
若芽が出ていました。
これはナンキンハゼ。
秋にはきれいに紅葉し、
冬に白い実を付けます。
庭に大木があったので、
子どものころからなじみ深い木です。
こんなに小さくても
一人前の木のように
紅葉するのでしょう。
『 ちいさな き 』という絵本には
” ちいさな き あかちゃんの き
ここにも ここにも みぃつけた ”
と、すみれと背くらべを している
小さな木が描かれています。
” おかあさんの きは どこにいるの?”
ページをめくると大きな木が
” ここよ わたしが おかあさんですよ ”
この繰り返しで
かえで、かばのき、もみのきが紹介されています。
しろい画面に緻密に描かれた木の親子。
すっきりしたレイアウトが好きです。
扉には、まだ頭に種の殻が付いている
生えたばかりの赤ちゃんの木が。
りすや鳥が遊ぶ大きな木が描かれ、
” みんな おおきくなあれ ”
と終わるこの本。
ラストのページだけ
夜の景色になっています。
『 ちいさな き 』(特製版)
神沢利子 ぶん
高森登志夫 え
福音館書店 発行
2008年4月特製版第1刷発行
2008年6月第2刷
定価¥800
BOOKS144販売価格¥450
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