落ち葉
先日の風で店の前のイチョウは
すっかり葉を落としました。
通りを見ると
日当たりのいいところにある木から
枝だけの冬の姿になっています。
木の多い公園や学校などでは
お掃除の方が毎日のように
落ち葉を袋に詰めて大変そうです。
私が子どものころ、
この時期は朝
あちらこちらのお庭や家の前の道で、
そこのお家の方が熊手や竹ぼうきを使って
落ち葉をかき集めていました。
枯れて茶色くなったケヤキや
プラタナスの長い柄の大きな葉。
色付いた桜や柿やイチョウの葉。
山茶花の赤やピンク、白の花びら。
学校へ向かう通学路での毎朝の景色でした。
そして落ち葉を焚く煙が漂っていたりもしました。
あの焚火のにおい。
我が家の庭での焚火は
積もるほど落ちたケヤキの葉、
切り取った萩の枯れ枝、
枯れた朝顔の蔓、
剪定した椿など。
椿は生でも油が多いのか
パチパチとよく燃えたのを覚えています。
子どもたちが小さかったころのお楽しみは
焚火の中で作る焼き芋。
目にしみる焚火の煙。
焼き芋のにおい。
いぶりくさくなった子どもたち。
のどかな時代でした。
落葉樹の葉も残り少なくなり
紅葉が楽しめるのも、もうわずかですね。
店先のジューンベリーも
残った枝の葉がきれいに色付いています。
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