詩人の長田弘さんがなくなりました。
たくさんの著作がありますが
BOOKS144にも詩集、絵本など
何冊かあります。
そのなかの『ねこのき』という絵本をご紹介します。
大橋歩さんのオイルパステルによる
あたたかい絵。
花のすきな
一人で暮らしているおばあさんと
おれんじいろの長いしっぽのねこのお話です。
長田弘さんの後書きに
後書きは次のように続きます。
『 ねこのき 』
長田弘さんの後書きに
「散歩をする道をきめて、
いつもおなじ時間にその道を歩いてゆくと、
いつもおなじ場所で、
おなじ猫たちに出会います。」
と、あります。
そして毎日歩く道で
多くの猫たちと知り合い
お互いに親しく挨拶をかわすようになっていく。
くつろぐ猫に足を止め、
ときにはしゃがんで声をかけたり。
くつろぐ猫に足を止め、
ときにはしゃがんで声をかけたり。
そんな穏やかな散歩風景が想像できます。
後書きは次のように続きます。
「その顔見知りの猫たちの一匹が、
ある日ふっつり姿を消し、
それっきりになりました。
この小さな絵本を、
そのいなくなった猫のために。」
『 ねこのき 』
長田弘 さく
大橋歩 え
クレヨンハウス 発行
1996年第1刷
2007年第6刷
定価 ¥1165+税
BOOKS!44販売価格 ¥600
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