鳥のかわりにクロ

今日は晴れて日差しに春を感じます。

店に立派な一眼レフのカメラを
首から下げた方がみえました。

「花と鳥の写真を撮りたいと思って
　駒沢公園まで行ったんだけど、なかなかね。」

鳥の写真はむずかしいですね。
私も梅や椿に来る
メジロやシジュウカラを撮りたいのですが、
花から花へ、
枝から枝への
敏捷な動きにうまくいきません。

今朝も素早い鳥をあきらめて
お隣のひさしの上から
こちらをのぞいていたクロを１枚。
猫は鳥とくらべて動きが遅いので
狙いやすいです。

木版画 『クロ』

ひさしぶりに木版画を作りました。
『クロ』。

毎日来る野良猫のクロを眺めているうちに、
遠くから見ると
黒い毛のかたまりに
こちらを見ている目だけが見える姿を
作品にしてみたくなりました。

冬は毛が深くて
たぬきのようになるクロ。

お隣の庇の上で気持ちよさそうに
日向ぼっこをしていたり
梅の木で爪を研いだり。
玄関ですわっている横を静かに
そうっと通っても、
そばにしゃがんでみても、
こちらを見上げるだけで
逃げなくなりましたが、
触らせてはくれません。

柔らかそうな毛をなでてみたい！
もさもさした毛をブラッシングしたら
さぞきれいな猫になるだろう、
と思いつつ
毎日見るだけで我慢しています。

『 クロ 』
木版画
５×５ｃｍ
シート ￥２５００
額付き　￥４０００

自分チョコに『ラ・トリュフ』を

バレンタインデーが近付き
デパートの売り場は
チョコレートを選ぶ女性たちで
混雑しています。

今年は高級チョコレートを
自分へのご褒美に買う人が
増えているんだとか。
試食して
悩みに悩んで選んだチョコレートだったら
プレゼントせずに、
家でゆっくり
おいしい紅茶でも淹れて
ていねいに味わい、
後味も楽しみたくなってしまうかも
しれませんね。

ＢＯＯＫＳ１４４では
去年はなかった『ラ・トリュフ』を
入荷しました。
乳製品を使わずに作られたトリュフは
口溶けの良い、
濃厚なカカオの味わいです。

ビターなトリュフをぜひお楽しみください。

『ラ・トリュフ』
原産国　フランス
内容量　８ｇ×８粒
￥７７５

バレンタインデーに マーサ・スチュワートのパイ＆タルト

思ったより早く
本格的に雨が降り始めました。
今日のように日差しのない日は
冬に逆戻りしたように感じます。

立春も過ぎ、
バレンタインデーが近付いてきました。
今年はどんなお菓子にしましょう。

毎年、無精者の私は
ワンボウルで生地ができて、
天板に流して焼き、切り分ける
楽なブラウニーばかりですが、
たまには少しは手をかけて
チョコレートのタルトでも
焼いてみようかと思います。

子どもたちが幼稚園に行っていたころは
男の子の数と同数の
ラッピングしたお菓子が必要でした。

１３日はチョコレートの匂いが家中に漂い、
テーブルの上にはズラッと並んだブラウニー。

家族には端だけを食べさせて・・・。

切り分けたブラウニーを
おしゃれにラッピング。
何色ものリボンを揃え
きれいに結んだり
くるくるカールさせたり。

お菓子屋さんの気分で、
張り切って用意して
けっこう楽しいものでした。

いまここに、
マーサ・スチュアートの
パイとタルトの本があります。
その中のチョコレートのページには
７種類のタルトが出ています。

空焼きしたタルトに
ムースやクリームを流して
冷やし固めるタイプのものは
前日にタルトだけ焼いておけば
当日は楽ですね。

今年のバレンタインデーの
デザートに作ってみましょうか。

『パイ＆タルト』
マーサ・スチュワート　著
カインドウェア　発行
１９９１年初版
定価￥４８００
ＢＯＯＫＳ１４４販売価格￥２０００

ソメコとオニ

今日は節分です。
神社では年男、年女の人たちが
豆を撒きます。
１２才の子どもたちがほとんどですから、
にぎやかで元気！
その勢いだけで
鬼も退散するだろうと思われます。

今夜も豆まきの声が
神社から聞こえてくるでしょうか。

節分にちなんで
鬼の出てくる絵本をご紹介しましょう。
『ソメコとオニ』。

いつつのソメコは遊び盛り。
だけど大人たちは忙しく遊んでくれません。
そんなある日、いくらでも遊んでくれる
少し怖い顔をしたおじさんがあらわれます。
実はこれが鬼で
ソメコはさらわれてしまうのですが、
鬼を怖がるどころか、
遊びの催促。
困り果てた鬼は・・・。

鬼がソメコのお父に宛てた手紙が笑えます。



『ソメコとオニ』
斎藤隆介　作
滝平二郎　絵
岩崎書店　発行
１９８７年第１刷発行
１９９７年第２３刷
定価￥１２００
ＢＯＯＫＳ１４４販売価格￥６５０