いかにも春といった感じです。
椿は終わり、
山吹が次々と黄色い花を咲かせ、
数種の水仙、
日本桜草のピンクの花、
ムスカリと濃い紫のスミレ。
クリスマスローズも背が伸びました。
にぎやかです。
隅のほうでひっそりと
雪ヤナギは白い花を枝の上に乗せ、
プランターの隅には
雑草の小さな花も見られます。
目立たない花たちもよく見ると、
かわいい形で可憐で
『フローラのにわ』に咲いていそうな気がします。
すてきな庭の描かれた表紙。
見開きは青い花が並んでいます。
小さな女の子のフローラが
たった一人で住んでいる
花や緑がいっぱいの
大きな庭の中にある小さな家に暮らしています。
どのページも
派手な花はひとつもなく、
春のしっとりした緑の庭を感じます。
庭に住んでいる生き物たちや、
最後のページの
みんなで囲むお茶の様子も
楽しんで見ることのできる絵本です。
『フローラのにわ』
クリスティーナ・ディーグマン 作
ひしき あきらこ 訳
福音館書店 出版
2009年発行
定価 ¥1200
BOOKS144販売価格 ¥650
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