2016年5月29日日曜日

子スズメの巣立つ季節














すずめたちが子育てに
忙しく飛び回っています。
5羽のすずめがパンを細かくしては
口いっぱい、くわえられるだけくわえて
四方八方へ飛んで行っていました。

そのうちの1羽は
少し先の家の換気口に飛び込んでいき、
その途端、聞こえていた子スズメの声が
にぎやかになります。
餌をもらっている姿が想像できました。

子の声はひっきりなしに聞こえ、
住んでいる方が鳥の巣を掃おうなんて
考えないことを祈っておりましたが、
先日、無事に巣立ったようで、
換気口からの声は聞こえなくなりました。

そしてぽやぽやした羽毛の
薄ぼんやりした色の子スズメが
親鳥のあとについて飛んでくるようになりました。

翼をふるわせ、
大きく口を開けて餌をねだる様子。
細かくしたパンをくわえて
子を呼ぶやさしい声。

カラスもいるし野良猫もいる。
元気で無事に育って、と
パンをたくさん投げてやっています。

2016年5月27日金曜日

ジューンベリーの実














店先のジューンベリーの実が
色付いてきました。
緑から赤へ、そして濃い紫へ。
微妙な色の変化。
自然の色は繊細で、
とても美しいですね。
クーニーだったら
細い筆で色をつけて、ていねいに描いてくれそう。

ジューンベリーの実はあまりおいしくない、
ということですが、
目を楽しませてもらうだけで
食べてみたことはありません。

そうそう、先日折られた幹の先端に
芽が出てきました。
淡い緑の柔らかそうな小さい葉。
このまま育ってくれると
木としては形が良くなりそうです。

2016年5月24日火曜日

” わたしは 生きてる さくらんぼ ”

「ちいちゃな女の子のうた わたしは生きてるさくらんぼ」の画像検索結果

BOOKS144には私の好きな
バーバラ・クーニーの絵本が何冊かあります。
その中の1冊をご紹介します。

” わたしは 生きてる さくらんぼ ”
と、ちいちゃな女の子がうたいます。
” まいあさ わたしは あたらしいものになるのよ ”
なりたいと思ったら何にでもなれる、という女の子の唄が
クーニーの繊細な絵で描かれています。

わたしは あかよ。
わたしは 金。
わたしは みどりよ。
わたしは 青なの。

ページをめくるたびに
その美しさにため息をつきたくなるような絵。

” わたしは いつも わたしでしょう。”

広々とした海べ、空。

ぜひ唄と合わせて絵を楽しんでください。

「ちいちゃな女の子のうた わたしは生きてるさくらんぼ」の画像検索結果

『 ちいちゃな女の子のうた” わたしは生きてるさくらんぼ” 』
デルモア・シュワルツ 文
バーバラ・クーニー 絵
しらいしかずこ 訳
ほるぷ出版 発行
1981年第1刷発行
2002年第24刷
定価¥1300
BOOKS144販売価格¥700

2016年5月19日木曜日

もう一度、馬事公苑














少し前になりますが、
ゴールデンウィークに馬事公苑では
馬術の大会が開かれていました。
14日のテレビ番組で、
5日の競技の様子をやっていましたね。
華原朋美さんが出場していたとか・・・。

私が行ったときは大障害をやっていました。
それぞれの騎手の好きな曲をかけているのか
懐かしいポップスあり、
今風の曲ありで
緑のなか、のどかな雰囲気でしたが
馬が1m50cmもの障害を飛び越えるのは迫力があり、
馬の美しい姿を堪能してまいりました。

段々になった座席の足元にはクリスマスローズ、
まわりにはたくさんの緑。

いったいどれくらいここへ来たことでしょう。

子どもたちと花や
池の亀や白鳥を見に。
流鏑馬や甲冑競馬も
チャグチャグ馬子もここで見ました。
イベントのたびに自転車で気軽に
普段着のままで楽しめるところがよかった。










どんぐりを拾い
どんぐり合戦!と、ぶつけ合って遊んだ繁み。
お弁当を食べた芝生。










楽しかった思い出がそこにもここにも・・・。
今はもっと緑が濃くなっているでしょう。
1月の改修工事まで、
時間を見つけては
馬事公苑の木たちに会いに行きたいと思います。



2016年5月15日日曜日

レイチェルのバラ














薔薇の季節に読みたい絵本を
ご紹介したいと思います。

『レイチェルのバラ』。

遊びにきたおばあちゃんが
バラの花束をプレゼントしてくれます。
ママにいけ方を教えてもらって
きれいな花瓶にいけます。
毎朝水に気をつけて大切にしますが、
ある朝、バラはゴミ箱のなかに。

枯れていない、と泣くレイチェルに
ママは苗木を買ってくれます。
窓のしたに植えたバラを育てるレイチェル。
バラは咲くでしょうか。










バーナデットの絵がとてもきれい。
色使いが好きです。
裏表紙と扉にある
新聞紙に包まれたバラの花束の絵も好きです。











商品の詳細

『レイチェルのバラ』
バーナデット・ワッツ 絵
カレン・クリステンセン 文
八木田宜子 訳
西村書店発行
2000年第1刷
定価¥1300
BOOKS144販売価格¥650

2016年5月10日火曜日

薔薇の写真集 『roses』














このごろ、
薔薇がきれいに咲いているのを
見かけるようになりました。
思わず足を止めて
見入ってしまいます。
いろいろな色、形、香り。
丹精込められた薔薇たちは見事ですね。

BOOKS144に 『roses』 という薔薇の写真集があります。
黒い背景で撮られた薔薇のアップ。
それぞれの花の表情の違いがわかります。

縦19cm、厚さ4cmのフランス語の
ハードカバーの本です。



BOOKS144販売価格 ¥2500

2016年5月9日月曜日

営業時間変更のお知らせ














もうすっかり日が長くなりました。
まだ明るい6時ごろ、
なんとなく得したような気になって
今までだったら急ぎ足の帰り道も
つい花など見ながらぶらぶら歩いてしまいます。

日の暮れるのも遅くなってきましたし、
今週からBOOKS144も営業時間を
夏時間に変更いたします。

12:00~18:00
日曜日だけは11:00~17:00とさせて頂きます。

みなさま、どうぞ散歩の途中に、
お買い物の帰りに、
ぜひお立ち寄りください。
お待ち申し上げております。

2016年5月8日日曜日

ジューンベリー、切られる!














店先のジューンベリーの実が大きくなってきました。

途中には枝のないまま
幹だけがひょろひょろと伸び
頼りなげな姿でしたが
春の芽吹き、
つぼみから白い花をひらく様子、
かわいい実がふくらんでいき、
いまは赤く色付くまでの変化を楽しみにしています。

苗からの成長を見守ってきたジューンベリーですが、
つい先日、夜の間に
伸びた幹と枝を2本切られました!


このかわいそうな姿!
伸びた先端にも葉と実が付いていたのに!

昨年も何回か枝が折られたのを思い出します。
この木にもうこれ以上、
危害が加えられないことを祈ります。

2016年5月7日土曜日

馬事公苑の新緑














新緑の美しい季節です。

日に透ける若葉。
木漏れ日。
元気な雑木林。

これはどこかの高原でも
山へハイキングに行ったわけでもありません。
世田谷区の馬事公苑です。

この時期、
いろいろな緑を見ながらぐるっと歩くと
ほんとうに気持ちのいい散歩コースです。

でもこの新緑もこれが見納めかもしれません。
東京オリンピックの馬術競技会場に決まったため
1月から改修工事に入るそうです。
この林の木もすべて切られてしまうかもしれません。

毎年お花見を楽しんだ桜も
伐採されてしまうという話を聞きました。

あの見事だった桜も、
勢いあふれるこの緑も
これが最後かもしれない・・・。
そう思うと悲しくてたまりません。

2016年5月5日木曜日

飾っておきたい絵本『ペレのあたらしいふく』


















こどもの日です。
快晴で青い空、風も気持ちよく
絶好のお出かけ日和です。

呑川では黄菖蒲がそろそろ見ごろ。
国道から曲がったあたりでは
紫の菖蒲も満開です。

端午の節句といえば菖蒲湯。
菖蒲湯に入れる菖蒲はサトイモ科で、
アヤメ科の花菖蒲とは別の植物だそうです。









さわやかなこの季節、
飾っておきたいと思う絵本があります。
青に黄色い花の描かれたすっきりした表紙の
『 ペレのあたらしいふく 』です。

ペレは自分のこひつじを持っています。
こひつじは大きく育ち
ペレも大きくなりましたが上着は短くなるばかり。

そこでひつじの毛をかって
あたらしい服を仕立ててもらうことにします。
毛から服になるまでにはたくさんの人の手が必要であり
その手を借りるために
ペレもそれぞれのお手伝いをします。

ベスコフにより、
スウェーデンののどかな田園風景、
その時代の室内の様子などが
丁寧に描かれた大型絵本です。


『 ペレのあたらしいふく 』
エルサ・ベスコフ 作・絵
おのでら ゆりこ 訳
福音館書店 出版
1976年発行
2014年第58刷
¥1296 (税込み価格)
★新品のため定価です。